2023年11月末の資産運用状況
こんにちは。
週末に旅行に行っていた関係で遅れましたが、2023年11月末時点の資産運用実績を、
10月末対比で 整理して掲載します。
実際の金額については、筆者の都合により従前より省略させていただいております。
どうぞご了承ください。
この1か月の市場指数と為替の変化は 以下の通りです。
<市場指数>
日経225平均 : +8.5%
TOPIX : +5.4%
スタンダードTOP20 :+9.4%
東証リート指数 : +1.6%
NYダウ平均 :+8.7%
NASDAQ総合 :+10.7%
S&P500指数 :+8.9%
米10年国債利回り : 4.932% ⇨ 4.344% ( ▲ 0.6%)
<為替レート> 円 対 1ドル
10/31: 151.25円 ⇨ 11/30 : 148.36円( 2.9円、約1.9%の円高)
【コメント】
・国内市場は、REIT含め 全てのカテゴリで 大きく上昇し、特にグロース株が牽引しました。
・米国株も、FRBの利上げ打ち止め期待と長期金利の下落を受けて大きく上昇しました。
・米国の10年長期金利は、インフレ率の鈍化を受けて大幅に低下しました。
・為替(ドル円)は、日米金利差の縮小で、足元では円高基調に転換した模様です。
1. 運用状況 (日米 11/30 終値ベース)
半年ないしは1年くらい前から考えていたことですが、この11月に 米国株の過半を売却しました。債券ETFと少数の株式銘柄はまだ残していますが、基本的には今後完全撤退方向です。
従って、以下に掲載した運用状況の(3)と(4)は、待機資金の組み換えの影響で不連続な数字となりますので、ご了承ください。(1)の総トータルはプラス・マイナスを トータルした全体像となっており意味のある実態を表しています。
今月は、(1) <トータル> と (2)<国内口座> の報告だけが実質的に意味があるものとなっております。
(1) 総運用資産トータル (リスク運用3ブロックの総合計)
〇 運用口座資産の総額 (含む待機資金) (前月末比) 増減率: + 3.6%
注★証券口座以外の金融資産との出入りはありません
注★売却譲渡後の反映は、所得税を支払い済み (控除済み) のベースです
【コメント】
インフレの鈍化と米国長期金利の低下で、日米ともに市況は大きく好転しました。
11月末時点での総運用残高は、ヒストリカル・ハイを 新たに更新しました。
ただし、運用総額の3.6%の上昇率は 日米市況の上昇ほどには増加しませんでした。市況改善による上昇分の効果が、米国株の売却に伴う源泉徴収税により 大きく目減りしたためです。
米国株からの撤退の背景については、最後の総括コメントにて詳しく述べます。
(2)国内運用ブロック(主として国内の個別株+円建て債券+国内株の投信+待機資金)
〇 約32銘柄、 PF占有率:約 60%前後
〇 口座資産の総額 (含む待機資金) (前月末比) 増減率: +3.1%
注★ 株式やETFの配当は含んでおりません (従来通り)。
注★ 売却譲渡後の反映については、所得税を支払い済みのベース
【コメント】
市場全体が堅調でした。特に半導体関連などのグロース銘柄が大きく伸びましたが、筆者はグロース銘柄の保有数が多くないため、伸び率は限定的でした。
(3)米国株運用ブロック(含むETF, 米国債券, 待機資金)
〇 約10銘柄、PF占有率:約10 ~ 11%(再整理中)
〇 口座資産の総額 (含む待機資金) (前月末比) 増減率: - 48%
注★ 配当を含みます。
★ 譲渡所得税は資産高から控除済み
【コメント】
FRB利上げ停止確信と来年前半からの利下げ期待の高まりで、主要3指数とも大きく上昇し、また債券価格も明確な回復に転じました。
しかしながら筆者の当米国株ブロックにおいては、大半の米国株の売却で戻った資金を含めたドル口座評価額全体の約半分を円転して(4)項の投資信託口座に送金したことにより、総額は48%縮小しました。
(4)投資信託ブロック (海外株/債券の投信+待機資金)
〇 約17銘柄、PF占有率:約 29~30%(再整理中)
〇 口座資産の総額 (含む待機資金) (前月末比) 増減率: +68%
注★:分配金は一部銘柄のみを含んでいます。
注★:譲渡所得税は 資産高から控除済み
【コメント】
投資信託の成績は ほとんどの銘柄において非常に堅調でした。
補足説明ですが、前述の通り米国証券の大半を売却し、その資金の多くを円転して投資信託口座に移管した関係で、投資信託ブロックの (待機資金を含む) 総資産残高は大きく上昇しました。
よって68%の上昇率は参考にはなりませんが、その11月末の残高の絶対値は、来月以降の変化率観測の基準となります。
待機資金の変化を別として、「現役運用」の投信の評価額の増加率は+9~10%程度と推定しています。
(正確な計算はしていません。現役証券評価額の増減計算は 数か月前から省略しています。)
なお、「ドル建ての米国証券」からは いずれ時期を見て全面撤退しますが、米国や全世界に投資する投資信託を通じて、外貨には引き続き一定の割合をしっかり投資継続します。
ドル建て証券に直接投資せずとも、円建ての投信でほぼ同等の成果が、リスクを抑えながら得られる時代になりました。
2.総括コメント
半年ないしは1年前から計画し、最適なタイムフレームを慎重に見計らっておりましたが、11月に、過半の米国個別株と米国株式ETFを売却しました。
米国10年国債利回りが 明確に低下に転じたと確信したのが 11月中旬から中旬過ぎの時期であり、それに同期して米国株価が大きく持ち直し、かつ、為替が150円-151円近辺の揉み合いから方向転換して 約149円となったタイミングで売却しました。
一部の株式は残してありますが、それは堅調なMSFTや ブレの少ないETFのDGRWなど ごく少数です。MSFTの継続は、生成AIの 長期に亘る更なる発展・社会実装を予測しているためです。
なお、債券のETFは売却していません。これから評価額が大きく持ち直して来る見込みなので、FF金利の低下を2~3年程度かけて見守り、FF金利が2%前後になって債券価格が十分に回復上昇した時期に慌てずに売却する予定です。
米国株の過半を売却した理由は、自らの管理能力の減退を知っているためです。
国内個別株口座、投資信託口座、米国株口座の3つを同時に管理することは次第に荷が重くなって来ていました。米国株は評価残高集計はして来たものの、実態としては既に単に保有を継続するだけの状態になっていました。つまり管理が完全に形骸化していました。今後年齢を刻むにつれ、管理能力が一段と減退することは、目に見えています。
それと、運用を開始した当初に定めた目標額ゾーンに既に今年の前半のうちに入って来ていたことがあります。これから先の「EXIT&活用 のライフステージ」では、増やすことよりも、むしろボラティリティを抑えて、活用しながら資産寿命を延命することの方が遥かに重要になって来ると承知しています。
これから先の限られた生活時間を別のことにも振り向け、同時に衰退する能力を意識し、運用管理に充てるエネルギーの対象を ”日本個別株と投信” に絞り込んで、省エネで失敗確率の少ない サステイナブルな方法にシフトして継続する考えです。
さて、あと1か月足らずで「新NISA」の時代が始まります。
「つみたて投資枠」では米国または全世界を対象とする(特徴や難点を相互に補完する)投信3~4銘柄、つみたてNISA認定の「国内対象投信」を1銘柄、バランス型投信を1銘柄程度の 総計5~7銘柄程度の投信の管理に専念し、「成長投資枠」では、国内個別株(含むETF)の 十数銘柄程度に専念する体制を整える考えで、既に銘柄の案は固まって来た状況です。
なお、NISA枠に入らない(主力ではないが上下動が少なく十分に分散しているために放置が可能な)投信や個別株は、特定口座で半放置状態でしばらくは保有する考えです。特定口座では、分配型の投信も排除しない方針です。分配型は「長期の」資産形成では有利に働きませんが、シニア世代では、タコ足分配でなければ (分配という) 小まめで自動的な利益確定は、その後の大きな暴落に対する事前のクッションとなるためです。 EXITが近いと、考え方が少しずつ変わります。
本日も最後までお読みいただき、大変ありがとうございました。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。