蔵元 須藤本家を訪問
こんにちは。
先日、焼き物で有名な茨城県笠間市の蔵元の、須藤本家を訪問しました。
JR系の旅行会社が募集していた「老舗蔵の地酒テイスティング・ツアー」に参加したのです。
須藤本家は日本で最も古い酒蔵の一つと言われていて、何と平安時代の1141年に酒醸造を祈願したというお札が残っているとのことです。
今も営業する酒造企業としても、日本で九番目に古いそうです。
須藤本家の最寄り駅は茨城県の友部駅ですが、自宅からも余裕で日帰り圏内なので参加してみました。
友部駅には、旅行会社がチャーターしたバスが迎えに来てくれており、蔵元まで約10分でした。
都内からの参加者がほとんどのようで、総勢15人のメンバーでした。
さて、ツアーコンダクターさんの先導で現地へ。
なかなか立派な門構えです。
門を入ると、よく手入れされた年代を感じさせる庭が広がっています。
そして蔵元の家屋に隣接して醸造所の建物も見えます。
上の写真左手の醸造所建屋にはテイスティング会場となる広い部屋があって案内されました。
美味しいお茶で迎えていただいたあと、社長の須藤源右衛門さんから蔵元の歴史や醸造の工程・当蔵元の酒の特徴などについて説明していただきました。
現在の源右衛門さんは、なんと! 55代目だそうです。
そのあと、利き酒が3種類出されました。
今回はいずれのお酒も生酒で、生酒はワイングラスで味わうのが風味が最も生きるとのことでした。
上の写真は一つ目の お酒の写真です。スパークリング・ワインなどに用いられるフルート型のワイングラスに注がれました。
2つ目と3つ目は、ボディの膨らんだ口の広いブルゴーニュ型のグラスが使われました。
全部写真に撮りたかったのですが、同行のツアーの方々が写ってしまい上手く撮れなくて残念でした。
仕込み水も提供されました。太古から続く地下水の井戸水とのことで非常に透明感のある味でした。
三種類のお酒は、
・山桜桃 (無濾過・生々)
・生酛 郷乃誉(無濾過・生貯蔵酒)
・郷乃誉 黒金(無濾過・生々)
という品種でした。
山桜桃のテイスティングが終わったあたりで、松花堂弁当が出ました。
ほどなく吸い物も。
この松花堂弁当がまた絶品でした。こちらも水戸の老舗料理屋のもののようでした。
帰りに売店で代表的な郷乃誉を買い求めて帰途につきました。
味覚が喜ぶ一日となりました。
ではまた。
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