森のそよ風のブログ

ゆっくり資産運用と、日常の記録

<大阪 その4>と 京都途中下車


こんにちは。


関西旅行日記の最終編として、3日目の後半と 翌日の最終日について書きます。


<その3>で書いた「桜の通り抜けの造幣局」のあと、10分ちょっと歩いて藤田美術館に立ち寄りました。


藤田美術館は、大阪を代表する実業家である藤田伝三郎の旧邸の日本庭園と、藤田氏の蒐集美術品の展示から成り立っている美術館で、日本では三碗しかない国宝の『曜変天目茶碗』を所蔵している所としても知られています。
藤田伝三郎は、五代友厚らとともに大阪商工会議所を設立し、また、現 関西電力、大成建設、さらに JR山陽本線となった鉄道会社など多くの企業を設立した人とのことです。現在は子孫が、その流れを汲んで藤田観光(東京 目白の椿山荘等)などの経営しているとのことです。


藤田美術館では、ちょうど「竹」をモチーフとする作品の展示をしていました。


竹図屏風(伝 狩野永徳作 桃山時代)


竹林七賢図(雪村周継作 室町時代)


重文 銹絵絵替角皿 (尾形光琳画 江戸時代)


藤田家の雛人形


庭に出てみました。


3日目は ここまでとし、一旦宿に戻って小休止の後、道頓堀・法善寺での旧友とのディナーに出かけました。( 前出の「くいだおれのブログ」です )



さて次の日、関西旅行の最終日となりました。 
午前中はホテルに近い「梅田スカイビル」の「空中庭園」の展望を楽しむことにしました。


行く途中に、最近 何かと話題に上る(電気自動車の)テスラ社 の 屋外展示場がありました。
Model3 ですね。


そして、Model 3 の隣に、先日の経済ニュースで その生産工場 (米国 テキサス州) に 日本のTV局のカメラが入った Cuber Truck です。
まるでロボットのような形をしています。 これがトラック??  荷台はどこ??


さて、梅田スカイビルに着きました。 

この外観写真 ↑ は、ホームページからお借りしました。


梅田スカイビルは、英国 THE TIMES 誌 の「世界の建築トップ20」に選ばれたとのこと。「高い建築技術で、これほどスリルに満ちている高層ビルはない」のが受賞理由とか。


空中庭園の入り口は3階にあります。営業開始 9:30の20分ほど前に着きましたが、9:30には、振り返ると外国人ツーリストたちで長蛇の列ができていました。


この ”輪っか状の 展望空中庭園” が、スリル満点ということなんでしょうね。


上に登って外に出ると、地上173メートルもの高さにもかかわらず、ガラスも無いオープンエアで、本当に素晴らしい開放感と眺望です。しかも360度 遮るものがない。


淀川河口から 大阪湾・瀬戸内海方面。


神戸・六甲方面。


宝塚や京都に向かう JRと私鉄の線路の向こうに 新大阪 さらには丹波山地方面。


シースルー・エスカレータ です。


空中庭園の眺望を見終わって、いよいよ旅も終盤へ。


帰り道の京都で途中下車して、京都御苑 (御所)で、早咲きの糸桜を観ることにしました。
梅田から快速に乗れば、新幹線と遜色ない30分弱で着けます。
昼ころ着いたので、糸桜を楽しむ前にランチです。祇園で「京都すし」をいただくことに。


このあと、京都だしのスタンド「だし と うまみ」に寄って、「うすい豆と花びらの すりながし」を味わい、観光の前にデザートもクリア!!



さて目的地は、近衛邸跡の庭園です。
京都御苑の北辺の「今出川御門」から入って、御苑内を徒歩数分。
ここの糸桜は京都では開花一番乗りと思いますが、ソメイヨシノなど まだ他の場所の桜は咲いていないので、多くの旅行者でが集まっていました。


7分咲きから8分咲きで、まだ全然散っておらず、ちょうど見頃で良かったです。


天から降り注ぐような美しい樹形をしています。


もう一つ、いまTVドラマでやっている「源氏物語」のゆかりの場所を訪ねようと思っていて、渉成園とも考えていましたが、タクシーのドライバーさんに教えてもらった「廬山寺」が、近衛邸跡から近いということで寄ることにしました。


廬山寺は、元々は紫式部の曽祖父である藤原兼輔が建てた邸宅であったということで、紫式部が住み源氏物語を執筆した地だそうです。


廬山寺の庭園は「源氏庭」と呼ばれていて白砂と苔の庭です。
派手さはありませんが、とてもいいです。
座って眺めているだけで時を忘れます。


ふと時計を見たら、京都駅の新幹線出発時刻まで 余すところ1時間ちょっと。
あと15分 庭に浸っていたかったけれども、タイムアップです!


今回の関西旅行はこれまでです。
ではまた。