森のそよ風のブログ

ゆっくり資産運用と、日常の記録

2023年5月末の 資産運用状況


こんにちは。


2023年5月末時点の資産運用実績を、4月末対比で 整理して掲載します。
実際の金額については、筆者の勝手な都合により従前より省略させていただいております。どうぞご了承ください。



この一か月の市場指数と為替は 以下の通りです。



<市場指数>
 日経225平均   : +7.0%
 TOPIX     : +3.6%
 スタンダードTOP20 :+0.8%
 東証リート指数 : +0.4%


 NYダウ平均   :▲3.4%
 NASDAQ総合  :+5.8%
 S&P500指数  :+0.2%



<為替レート>  円 対 1ドル   
    4/30:136.00円 ⇨ 5/31 : 139.56円( +3.6円、 2.6%の円安)



【コメント】
・国内市場は上げ潮局面となっており、特に日経平均採用の大型株が非常に好調でした。
 一方でスタンダード市場や中小型株は 変化が鈍く、明暗が分かれました。
・米国株も 成長株は6%近く上昇したものの、割安株は3%以上下落し、明暗が分かれた。
・為替は、米国の利下げが遠のいているという観測に加え、日銀 新総裁が緩和政策の継続
 を明確にしていることから、円安が進みました。



1. 運用状況 (日米 5/31 終値ベース)



(1) 総運用資産トータル (リスク口座資産の総計)


  〇 口座資産の総額 (含む待機資金) (前月末比) 増減率: +4.4%
  〇 現役運用証券の損益率(前月末比)の変化: +4.3% (損益率:21.6% → 25.9%)
    注★他の金融資産との出入りはありません
    注★資産高は、譲渡所得税を支払って控除済みベースで計算



【コメント】
 トータルの資産は堅調に推移して前月末比で4%強の増加となり、先月までに続いて
 ヒストリカル・ハイ を更新した状況。




(2)国内運用


  〇 30銘柄
  〇 口座資産の総額 (含む待機資金) (前月末比) 増減率: +6.5%
  〇 現役運用証券の損益率(前月末比)の変化:+6.1% (損益率:28.2%→34.3%)
    注★ 株式やETFの配当は含んでおりません (従来通り)。
    注★ 資産高から譲渡所得税を支払い済みのベース



【コメント】
 待機資金を含むトータル資産残高は、上がり過ぎと判断した銘柄を部分売却 (恩株化) した効果が出て、現役運用の含み益増+アルファの増加を見ました。
 現役の運用銘柄の収益率も非常に好調に推移しました。
 牽引したのは、評価額占有率で 最上位 トップ7 の中の4銘柄 : 東京海上(+15.6%)、三菱商事(+11.3%)、西川計測(+7.5%)、NTT Data (+8.6%) らが大きく伸び、全体を押し上げました。
 また準主力の ホンダ技研(+11.6%)、ルネサスエレ(+29.2%)、三菱UFJ FG(+9.3%)、
NEC(+25.7%) も想像以上に健闘して結果を出しました。
 ルネサスは車載用半導体を得意としており、各国自動車産業の生産急回復に伴う需要増が業績決算に反映された形です。
 これらの銘柄はいずれも、西川計測を除いては世界的に名が知られた大手で、ここのところの海外からの買い越し投資の対象になって今月の結果につながった可能性があります。 



(3)米国株運用(含む米国ETF, 米国債券)


  〇 24銘柄
  〇 口座資産の総額 (含む待機資金) (前月末比) 増減率: +1.3%
  〇 現役運用証券の損益率(前月末比)の変化:+1.5% (損益率:12.0%→13.5%)
    注★ 現役の損益率は 株式やETFの配当は含んでおりません(従来通り)。
    注★譲渡所得税は資産高から控除済み



【コメント】
 継続的な円安の進行で辛うじてプラスを確保した状況です。(実質的にはマイナスです)
 マイクロソフトなどグロース株や 半導体銘柄が気を吐きましたが、バリュー系の銘柄やETFが冴えず、全体としては打ち消し合う結果となりました。
 米国は、この先も 今年下半期のリセッションが予想されており、予断を許さない状況です。



(4)投資信託


  〇 17銘柄
  〇 口座資産の総額 (含む待機資金) (前月末比) 増減率: +2.0%
  〇 現役運用証券の損益率(前月末比)の変化:+2.6% (損益率:16.6%→19.2%)
   注★: 分配金は、現役で運用する投信銘柄のみの分配金を含んでおります。
      解約済み銘柄の分配金は、口座内の投資余力に含んでいます。
   注★:譲渡所得税は 資産高から控除済み



【コメント】
 米国現地株式と同様、円安に助けられている状況です。




2.総括コメント


 日本市場が好調です。要因は既に各種報道等で何度も取り上げられておりますが、


① 全般的に割安(バリュエーションが低過ぎる状態)に放置されていると認識されたこと
② 円安で、外国の機関投資家からドルベースで一段と割安評価になったこと
③ 米国著名投資家のウォレン・バフェット氏が、日本投資を更に拡大すると表明したこと
④ 「PBR 1.0倍割れ」に対する是正を 東証が各上場企業に対して求めたこと
⑤ 日銀が、当面の緩和状態の継続を明言していること
⑥ インフレで現金預金が目減りしていることに加え、来年から新NISAがスタートするに
  伴って国内にも投資機運が徐々に高まって来たこと


等によるでしょう。


 このように 多様な角度から追い風が吹くことは非常に珍しいと考えます。
 しかしながら、世界的な何らかのショックの勃発で風向きが一夜にして変わることも
ありえますので、この先も浮かれることなく、また、特定のバイアスに過度に依存することなく、着実な管理と 最適なバランス配置を継続して運用を進める考えです。
 


本日も最後までお読みいただき、大変ありがとうございました。