森のそよ風のブログ

ゆっくり資産運用と、日常の記録

米国のインフレがピークアウトの兆し


こんにちは。


一時は、前年同月比の年率で +9%を超えていた米国の物価上昇 (インフレ) が天井を打って鈍化の兆しが出て来ました。


米国10日の午前に発表された消費者物価 (CPI) 上昇率 10月実績は、総合で7.7% と、9月実績 (8.2%) から0.5%鈍化し、食品とエネルギーを除いたコア指数上昇率も  前月比で0.3%低下しました。


これに反応して米国証券市場は大きく回復、ダウ平均は +3.7%, ナスダックは +7.4%, S&P500指数は +5.5% と上昇しました。


更にこれを好感して、日本市場も反発、日経平均が +3.0%, TOPIXが +2.1% の上昇を見せました。
筆者の国内ポートフォリオは 手堅い銘柄が中心の構成でもあり 日経やTOPIXほど伸びず 控えめな 0.8%上昇にとどまりましたが、年末から年明けに向けて期待が持てます。米国ポートフォリオも出遅れていたハイテク個別株などを中心に伸長し、(円ベースでは黒字を確保してはいましたが) ドルベースでも含み益に回帰しました。


また、早速 「ドル 円」の為替レートも反応し、1日前の 146.5円前後から、本日午後4時過ぎ時点ですが 141.2円へと 一気に5円以上も巻き戻しの状況となりました。
行き過ぎた円安は 日本国内の物価上昇を招く要因にもなっており、今後、米国インフレが鎮静化すれば 日本の物価の落ち着きにつながる可能性があります。


米国のインフレのピークアウトは単月だけでは軽々に判断できず、今後とも多少の上下動はあり得ますが、継続して鎮静化し、長期金利の緩やかな低下を期待するものです。


ではまた。