森のそよ風のブログ

ゆっくり資産運用と、日常の記録

国立がんセンター


こんにちは。


先日、国立がんセンターで検査を受けてきました。
正式には、「国立がん研究センター東病院」です。


国立がんセンターの病院は国内に2か所あるようで、一つは「中央病院」で中央区築地にあり、もう一つは「東病院」で、千葉県の柏市にあります。
東病院は筆者の家から、道が空いていれば車で30分ほどと行きやすい立地です。


平素、数か月に一回ほど 最寄りの かかりつけ医で内科系を診ていただいており、先日、MRI検査で臓器に嚢胞が見られたので、先生が「問題ないと思いますが、安心のために、念のため国立がんセンターで精密な検査をしておきましょうか。紹介状を書きます。」と言われました。がんセンターで検査と聞き、ちょっと動揺しましたが、地域連携員さんのガイダンスで がんセンターに電話して予約を取りました。


<1日目>
がんセンターの初回は、紹介状確認、問診、一般的な検査のみです。紹介状と画像を携えて 行きました。
紹介状を読んで画像を見ての診察は3分ほどで、「今日は、血液検査と尿検査をして帰ってください。 次回 精密検査をしますから、超音波、MRI、CT の予約を 今ここで取ります。合わせて、その次の診察日の予約もします。」と先生が言って、検査スロットを取ってくださいました。が、あいにく、超音波の検査から次のMRIの検査まで 4時間も空くことになりました。  都合の良い近い日に検査を一日で終わらせたかったので、仕方ありません。


問診後に採血室に行ったら、見たところ100人くらいが採血担当の看護師さんの順番を待っていました。近くの係の人に聞いたら、「このカンジだと1時間待ちですね...。」と。
” エーッ!、採血だけで1時間も? ”と思いましたが、日本に2つしかない がんセンターに、全国から紹介状を持った方々が集まって来ているのですから、やむを得ないのかも。
潤沢に人を増やせば医療コストが上がり、回り回って患者負担が増えますから、兼ね合いが難しいところなのでしょう。


よく見れば、建物も大きいですが、中央待合室にも各科の個別待合室にも、検査エリアの前にも、非常に多くの患者さんや 検査待ちの人々がおられました。本当に大規模な病院です。
ただ感心したのは、診察、検査、治療を必要としている これだけ多くの来訪患者を 整然と対応してゆく仕組みが、(採血部門こそ 少しボトルネックがありましたが、)全体としては、そのシステムは良くできていると思いました。
また、窓口の事務員、看護師さん、検査技師など、どの方も患者に優しく親切に接してくださり、粛々と真摯な仕事ぶりも感じました。”がん” かも知れないと緊張している初来訪者や、実際に余命の心配をしながら治療をしている患者さんばかりが来るのだから、当然でしょう、と言われればそれまでですが.....。


<2日目>
そして、2回目の訪問は精密検査の当日です。まず10:30から超音波検査です。
これまでドックなどでMRI も CT も数度ずつやってますが、同じ日に「両方」というのは自分では前代未聞でした。会計まで全部終わるのは16:30過ぎるか?・・長い一日!


11時に超音波検査が終わったとき、検査技師さんが、「〇〇さん、次の15:30のMRI検査まで4時間以上も空いてますね。朝は絶食で その上ランチも抜かないといけないからタイヘンですね。できれば お昼前までに、MRIの受付に書類を持って行くと良いですよ。もしかしたら部門の進捗が進んでいたり キャンセルあったら、隙間に入れてくれるかも知れません。」と言ってくださいました。


その足で早速 MRIの受付に行ったら、窓口の人が「検査まで間が空いてますね。 こちらのMRI課と、次のCT課と連携して前倒しを検討してみます。」と言ってくれました。
待つこと20分ほど。さきほどの受付の人が部屋から出て来て私が待つ椅子まで来られて、「MRIの技師さんと CTの技師さんが 連携して調整してくださいました。 本来の予約はMRI 15:30で その後にCTですが、MRIを 昼休み直前に押し込んで、CTは昼休み直後の第一グループの隙間に入れて貰えることになりました。こんなにスムーズに行くことは稀です。良かったですね。」と。


そのままMRI検査室の前まで行ったら15分ほど待って検査となり、その後のCT検査にも午後一番の組に入って、検査着と私服のムダな着替えもすることなくスムーズにつながりました。
MRIと CTは、 どちらも 検査中に 腕から造影剤を注入するタイプの精度で、少し緊張しましたが無事終了。会計まで午後の早いうちに完了。予定より3時間くらい早くセンターを後にすることができました。助かりました!(MRI窓口にも一言お礼を言いに行きました。)


<3日目>
その10日後、検査結果を聞きにセンターに行きました。 診察の予約は朝一番の9時。
車で朝一で着いて総合受付に行くと、同じ時間帯にピストン輸送のバスで、次から次へと外来患者が どっと正面玄関に着きます。自動機での診察券受付が始まったばかりの時間で、なぜか事務員さんが整理券を配っていました。
”整理券は一体何なのか?” と観察していると、整理券を配らないと、4台ある受付自動機に、恐らく200人くらいの朝一番の再来者がランダムに長蛇の列をなし、総合待合室が その列で混乱するからだと判明。
整理券のおかげで、並ぶための列の「末端」を見つけるのも難しいほどに入り混じってくねった百数十人の行列ができることもなく、事務員さんがアナログな整理券番号交通整理して、朝のラッシュ時間に 皆 混乱なくスムーズに外来受付ができていました。 
さすがに全国から多くの人が集まって来る病院だ!


個別の診療科の前で、緊張しながら 10分ほど待って診察へ。
先生が、「臓器に嚢胞がありますが、小さいので心配ないですね。掛かりつけ医さんで定期的に診て貰って、心配があるようなら また来てください!」と、あっさり終了。



<がんの早期発見>
親を若い年齢で胃がんで見送っていますので、私自身も、特に、①胃、②前立腺、③モノ言わぬ3臓器、④大腸  のがんには警戒しています。
50代半ばから自発的に受けて来た人間ドックなどでの数値をきっかけに、現在は 内科と泌尿器科で数か月に1回の定期的なチェックアップのルーチンに乗っていて、①~③についてはカバーされており、当面 保険での継続チェックを含めて問題ない状況となったので、保険外のフルスペックの人間ドックは もう卒業します。(卒業できます)
④については、今のところ全く問題が無いので、今後とも 2, 3年に一回、専門医さんで自費で内視鏡検査を受ける考えです。


年齢が進んで来たので、今後一段と健康状態の点検には気を配る必要があると感じています。
定期検査と適切な運動継続を併用して、少しでも健康寿命を伸ばせるようにしたいと考えています。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。