森のそよ風のブログ

ゆっくり資産運用と、日常の記録

2022年10月末の資産運用状況


こんにちは。


2022年10月末の資産運用実績を、同 9月末対比で 整理して掲載します。
実際の金額については、筆者の勝手な都合により従来より省略させていただいております。どうぞご了承ください。



さて、この1か月の市場指数の変化は、9月末と比較すると下記の通りでした。


<市場指数>
 日経225平均   : +6.4%
 TOPIX     : +5.0%
 スタンダードTOP20 :+4.9%
 東証リート指数 : +1.5%


 NYダウ平均   :+14.0%
 NASDAQ総合  :+3.9%
 S&P500指数  :+8.0%



<為替レート>  円 対 1ドル   
    9/30:144.74円 ⇨ 10/31 : 148.72円(約4.0円、2.8%の円安)



【コメント】
・東京市場は、約 6%の 大きな上昇となりました。
・米国市場も、約 8% の大きな上昇となりました。
・米国で、FRBの利上げが近々に鈍化するのではないかとの期待が出て、株価は大きく上がりました。
・日本では、米国の回復の影響と 円安による輸出売上増など 四半期決算への追い風の効果が出て、同様に堅調な値動きとなりました。




1. 運用状況 (日米 10/31 終値ベース)



2020年春の投資開始以来の累計の運用成績は、前月比で下記の通りです。



(1) 総運用資産トータル (口座内待機資金を含むリスク口座資産の総計)


  〇 現役運用銘柄の収益率:+23.3% (前月末:15.3%) 前月比 +8.0%
  〇 リスク口座資産の総額 (含む待機資金) の前月末からの増減率: +6.7%
    注★売却譲渡所得税を資産高から控除済み
    注★先月来の預貯金等他の金融資産との出入りはありません
    


(2)国内運用


 〇 26銘柄
 〇 ポートフォリオ占有率:49.6%
 〇 現役運用中証券の累計収益率:+25.4% (前月末:+18.1%)   前月比 +7.3%
    注★ 株式やETFの配当は含んでおりません。
    〇 「待機資金含めた国内口座総額」の 前月末からの増減率: +6.5%
    注★売却譲渡所得税を資産高から控除済み



【コメント】
10月は、筆者のポートフォリオでは 伊藤忠(月間 +9.9%)など商社銘柄 や 資源関連が牽引しました。また、デジタル銘柄も堅調で、たとえばNTTデータ(同 +15.6%) は、数か月前に親子上場廃止期待で大きく上げた反動で ここ暫くは失望売りや利益確定売りに押し戻されていましたが、それをこなし終え、官公庁向けの強さから「マイナンバーカード」の本格実用化などデジタル化需要が期待されてじわじわ上げました。同様に、昨年の夏頃に組み入れた兼松エレクトロニクス (月間 +11%)も 生産人口減少対策としてのデジタル化投資の需要を背景に花開きつつあります。配当も連続増配で良好です。


更に、インバウンド関連の 高島屋 や ANA HDも、年初来 あるいは、最近の数か月で ポートフォリオに大きく貢献してくれた状況です。




(3)米国株運用(含む米国債券)


  〇 29銘柄
  〇 ポートフォリオ占有率:30.7%
  〇 現役運用銘柄の累計収益率:+17.1% (前月末:+9.1%)   前月比 +8.0%
       注★: 配当金は、収益率には含んでおりません。
    注★: 配当再投資の場合も 投資額は収益率の分母に算入済み
  〇 「待機資金を含めた米国株運用資産総額」の 前月末からの増減率: +6.8%
      注★:売却譲渡所得税を資産高から控除済み



【コメント】


米国市場の回復を受けて、Myポートフォリオも回復しました。
PF内銘柄では、医薬品のMRK(+17.5%)、生活必需品のPEP や ETFのDIA ( +14.0%、ダウ平均のインデックス) が牽引した状況です。


6月に売却した VOOなどインデックスETFの買戻しは限定的に終わりましたが、それに代わって 十数年ぶりの歴史的な安値となった長期債のETFを一定量買い、ダウETFなどもVOO等の売却資金を使って9末から10月上旬に追加しました。
2023年の中盤頃にはFRBの利上げが「ターミナルレート」に達し、以降は中長期金利の先安感が出て債券が値上がりする展開が予想されるため、安定した債券の分配金ともども期待している状況です。
円安進行が小休止の気配を見せていますが、この先は読みづらい展開です。100通りの説がありますが、特定の見方だけを盲信するわけにも行かない中で、FRBの利上げが完了すると、来年の下半期にはリセッション対策と相まって米国のその後の金利の先安観から為替がドル安に反転する可能性を安易には否定できないでしょう。
” 超長期 ”(例 10年単位) では 日米の国勢差から円安方向に進む可能性は高いと考えますが、この先 2, 3年については、元の1$=115円まで戻すとは言いませんが、一定度合いは円高方向に巻き戻る可能性は相当程度存在し、その可能性に対応するため PFのリバランスも徐々に進めている状況です。(今のレートで止まれば、それでも大丈夫なように、もちろん しておきます。)



(4)投資信託
  注★: 分配金は、現役で運用する投信銘柄のみの分配金を含んでおります。
     解約済み銘柄の分配金は、口座内の投資余力に含んでいます。
  注★:売却譲渡所得税を資産高から控除済み



  〇 17銘柄
  〇 ポートフォリオ占有率:19.7%
  〇 現役運用銘柄の累計収益率:+28.6% (前月末:+18.4%)   前月比 +10.2%
  〇 「待機資金を含めた口座運用資産総額」の 前月末からの増減率: +7.0%


【コメント】
筆者保有の投資信託は、ほとんどが米国株で運用するファンドのため、米国株直接運用と同程度の回復状況となりました。
NYダウインデックス投信とともに、配当貴族指数が引き続き堅調に推移し貢献しました。
円安で見かけ上 膨らんでいる銘柄でなく 実業績として今後の上昇が見込める投信銘柄や 海外債券を新たに少し追加しました。



2.総括コメント


10月は、大きく回復した月となりました。
先月同様に動きの激しい月でしたが、FRBなど金融当局の政策というのは難しいものだと、改めてつくづく感じました。


振り返って、コツコツと続けている定期積立などの効果もあり、グロスの総計では運用開始来のピーク更新となったかも知れません。ただライフステージを考慮すると、数年内のEXITに向けて徐々にソフトランディングが必要な状況は変わらないし、これまでも含み益率の大きい銘柄は(全売却ではなく) 一定の「部分的売却」(果樹全体を切り倒すのではなく、実った果物だけを収穫して樹木は持続するイメージ)で 小まめに一定量の利益を確定して確保し、他方で、更なる未来が期待されつつ 同時に業績も手堅い銘柄を厳選して ある程度の追加投資している状態のため、 (その 一部利確と追加投資の影響で) 現役銘柄群の含み益率は必ずしも大きくは上がらないですが、EXITに向けこの方針で良いと考えています。 なぜなら、EXITまで そう長くないため、4, 5年に一度来ると言われる 次の下落局面が再び来ても 総資産が下がりにくい運用方法(下げ局面でも売られにくく じわじわ上昇する銘柄を多く持ち、かつ、含み益の中の一定割合が既に実現益となって確保されている運用方法)が、今は一番求められるためです。


まだまだ若いリテラシーをもって この先 十数年運用を続けることが可能な現役層の方々は、部分利確さえも必要ありませんが。


引き続きEXITまで、堅調運用を目指して進めてまいります。



本日も最後までお読みいただきまして、大変ありがとうございました。