森のそよ風のブログ

ゆっくり資産運用と、日常の記録

投信 の 2021年 年間成績確定値


 こんにちは。


 投資信託運用の2021年 年間成績の確定値が出ましたので、備忘録として簡単に まとめておきたく思います。


 以前より実際の金額については省略させていただいております。どうぞ ご了承ください。



《以下の内容の読み方の 事前説明》


 ① 投資元本、評価額、トータル収益額については、1年前の 2020年12月末の金額を
  「100」とする "指数表示" とさせていただきました。
 ② トータル収益とは、「含み益額+累計分配金」です。
 ③ トータル収益率とは、「(含み益額+累計分配金)/投資元本 × 100%」です。



【2021年 1年間の運用結果】


                                            2020/12/末         2021/12/末
投資元本 (指数表示)                      100                  297
評価額     (指数表示)                     100                  303
トータル収益額 (指数表示)              100                  394
トータル収益率(%)                       14.2%              19.1%



【補足説明】
〇 2021年は投信運用に重点を置きました。収益の上がらない国内株銘柄の多くを解約し、
 投信に資金を移しました。また、預貯金からも日常生活に支障のない範囲で一定額
 を追加投資し、運用の元本を増強しました。
 結果、投資元本を2020年末の 約3倍(指数で297)に増やしました。
 と言っても、2020年は投資額が小さかったため、さほどではありません。
    2021年12月末における 運用全体に占める投資信託の占有率は、約31%となりました。


〇 2021年の運用は比較的順調に推移し、結果、評価総額については2020年末の3倍
    を少し超えました。(指数 303)   
      (元本を増やしたので評価額の増加は当然ではありますが、評価額の指数 303が、元本   
   指数297を6ポイント上回ったことは、意義のある前進だと考えています。
〇 分配金と含み益の合計である「トータル収益額」は、2020年末の4倍近く(指数 394)と
    なりました。
〇 トータル収益の 元本に対する比率(=トータル収益率)は、2020年末の14.2%から、
    2021年末は 19.1%となり、4.9%膨らみました。
 これは、2021年の年間で 投信の基準価額が上がったこと(運用成果が出たこと)と、
    円安が進んで海外運用に対する追い風 (為替差益) があったことが要因です。



【資金移動の背景】
〇 長期スパンでは円安が進むと見ているので、外貨ベースでの運用を 国内投資まで含めた
   資産運用全体の 60%超まで持って行きたいと考えました。
〇 また、日本株式は、国全体の経済低調で長期で満足な成果は得られないと判断し、
     長期視点で上昇が堅調な 米国運用の投信 (円建て) への移行を進めました。
米国株式(ドル建て直接運用)に資金を移す方法もありましたが、将来的に部分解約する
  場合の柔軟性が高い「投資信託」にしました。
  また、無分配の投資信託」は、配当が出る米国株 / 米国ETF では納めざるを得ない
     日米の配当所得税の納税を一旦回避して ファンド内で 自動的に配当再投資」され、
     配当分を非課税で継続運用できる 投資効率の良さがあることも 無分配投資信託の大きな
  利点です。 
     このことを考慮すると、投信の「信託報酬」は、株式の「株式売買手数料+配当課税」
  に対して もはや経費面で不利な点は殆ど何も無いと考えています。
     なお、別の目的 (検証目的、他) があり、「分配型の投信」も同時に併用しております。



【投信銘柄選択の基本方針】
①  歴史的に実績が好調な米国株に投資する 投信銘柄を中心に選ぶことにしました。
②  投資対象は、世界インデックス投信、米国インデックス投信、米国バリュー株投信、
   米国のグロース+バリューのミックス投信、世界のインフラ・リート銘柄など
     数カテゴリに分散して運用することとしました。(標準偏差を ある程度緩和する目的)


 堅調グロースファンドのエンジンと、バリューファンドのエンジンをバランス良く備えることで、トレンド転換に対しても一定の上昇気流を捉え、また下落を限定的に抑える構成に近づいたと考えております。バタつきが小さく安定感が増せば、精神的に楽で ほぼ放置することが可能になってくるためです。


③ また、大きな下落時の下げ幅を和らげるため、債券を組み込んだグローバルなバランス
  ファンドに一定比率を振り向けました。
    (ただし、債券比率が十分に高まったとまでは考えておらず、その点での効果が限定的
        なことは承知しています。 
        最近の各国政府の金融政策傾向に鑑み、長引かずに下落から復活すると目論んでいるためです。)



【まとめ と 今後の方針】
 この1年、元本の大幅増強と運用の並行運転の中でトータルリターン率が4.9%向上したことは、狙っていた成果を概ね達成できた状況と考えています。
 夏場を中心に 一部のピークアウト銘柄の入れ替えなどを行いましたが、9月以降は、インフレの発生で上下動の大きかった米国系の変動に対しても大きな心配をせずにやり過ごすことができました。 
 投信で解約したのは、結果的に「日本株に投資する2銘柄」と「リート3銘柄」でした。


 とりあえずトータルリターン率が約20%まで来たことで、近い将来、一時的に経済ショックが来ても耐えられそうに感じています。


 元本額が一応十分な水準に達し、また選定銘柄が インデックス・グロース・バリューのバランスの取れた堅実なポートフォリオとなったと考えているので、2022年はNISA枠内の定期積立と、押し目のタイミングでの若干の増資の範囲で年間の推移を見守る考えです。



本日も最後までお読みいただき、大変ありがとうございました。