森のそよ風のブログ

ゆっくり資産運用と、日常の記録

2024年 初ウォーキング


こんにちは。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。


さて、年末年始は少し体調を崩したこともあり、ほとんど家の中にこもっていました。
昨日あたりから調子も戻って来たので、今日は今年初ウォーキングに出ました。


いま、サザンカ や 椿が綺麗ですね。


筆者は、サザンカと椿の区別がいま一つ定かではありません。
ネットで引くと、「サザンカは花びらが1枚ずつ独立しているので、ハラハラと花弁がばらけて散ります。 一方、ツバキは花弁が根元でつながり筒型になっているため、散る際には花ごとぽとりと落ちます。 交配品種もあるため例外もありますが、だいたいこれで見分けがつく」とあります。


であれば、これは どちらかな?
近づいて撮影。まだ判然としない。
散るタイミングでまた観察すればわかるでしょうか?


ウォーキングは、家の近くにある大手のゴルフ倶楽部の 敷地周辺路に沿って歩くことが多いですが、そのゴルフ場のメンテナンス什器類の倉庫と思われる建物に、晩秋の名残りの「カラスウリ」が へばりついています。
カラスウリは雑木林の低木の枝に絡みついて実をつけているというイメージが強いのですが、こういった建物の壁に細い枝を張って実をつけ、年明けまで何カ月も その実を温存している場合もあるのですね。
朱色の実がポトリと地面に落ちて朽ち、種が土に接するのを待っているのか、モズやカラスなどがついばんで、どこかに種を落としてくれるのを待っているのか、人間界の出来事を瞬間的に離れて、自然の草木が次世代に命をつなぐ知恵を想像するのも面白い。



丘を降りて沼まで来ました。
白鷺が居ます。冷たい風に寒くはないのか。


しばらく観ていると、沖からカルガモらしき一団が湾の中に入って来ました。
人間界では様々な出来事が起きているけれども、自然界はそういったことには無頓着に悠久の時間の経過を刻んでいます。
「日々の出来事・事件」と「それに動じない自然界」、その両方があってこそ、人間も色々な経験を越えて長い人生を生き、歴史がつながって行くのかも知れません。


とは言え、大きな試練の日々を送っている被災地に駆け付けて何らかの役に立つことも なかなか難しいので、その地の人々が一日も早く平穏な日常を取り戻すことができるようにと願いを込め、ささやかながら義援金を日本赤十字経由で送らせていただいた次第です。


ではまた。

2023/12末 運用状況


 今年は年明け早々に大規模な災害と飛行機事故が立て続けに起こり、ブログを投稿する気持ちになりませんでしたが、昨日今日あたりから 徐々に平常運転に戻りつつある方々も増えて来た状況かと思います。 被災された方々にお見舞い申し上げると共に、早期の復旧を祈るものです。
 昨年末の運用状況について、コメントは省略し 数字のみ定時記録させていただきます。



<市場指数>
 日経225平均   : -0.07%
 TOPIX     : -0.36%
 S&P500指数  :+4.4%
 米10年国債利回り : 4.34% → 3.87% ( - 0.47%)
 為替レート  :7.4円、約5%の円高


<運用状況> (日米 12/29 終値ベース)
(1) 総運用資産の総額 (含む待機資金): -0.06%
(2) 国内運用の総額 (含む待機資金) : -0.40%
(3) 米国株運用の総額 (含む待機資金) : - 0.48%
(4) 投資信託運用の総額 (含む待機資金) : +0.82%


11月末と ほとんど変わらない結果で締まりました。
以上です。


大井川鐡道の旅


こんにちは。


少し前、12月の上旬に大井川上流の秘境を訪ね、アプト式鉄道(南アルプス アプトライン)に乗る旅に行きました。


まず新幹線で掛川駅へ。
掛川は、現役時代に勤めていた会社の工場生産関係の会議で何度か来ましたが、個人的な旅行で訪れるのは初めてです。


駅を出て、申し込んだツアーのバスに乗り、一路 大井川に沿って上流へと遡ります。
大井川と言えば、江戸時代の東海道で険しい箱根山岳越え以上の難所だったという水量の多い大河という印象ですが、上流まで来ると次第に深い谷となって来ました。


これから向かうのは、南アルプスの谷を走る大井川鐡道 井川線の秘境です。
大井川鐵道井川線は、またの名を「南アルプスあぷとライン」とも言い、大井川水系のダム建設のために作られた歴史を持ち、今は奥大井の観光列車として運行しているそうです。
ハイライトは、接岨湖の左岸につき出た半島状の場所に立地する「奥大井湖上駅」で、秘境の駅として自然派の旅行者の間で人気が高い所です。


ジグザグの険しい山道をバスが登って着きました。
バスを降りて数分歩き、なるほど、これは聞いていたとおりの絶景感があります。

駅と言っても短いホームがあるだけで、駅舎は見当たりません。


が、奥に何か建物が見えます。
ズームして写すとロッジのようです。
あとから調べると、「レイク コテージ 奥大井」というそうです。例えば ここで一晩泊まるとすれば、なかなかの隔絶感でしょう。(泊まりませんが...)


遠景からの湖上駅を堪能したあと再びバスで、この時間のダイヤに沿ってアプト式電車が始発する長島ダム駅へ。


大井川鐡道のホームページによると、
「南アルプスあぷとライン」の特徴は、90パーミルという日本一の急勾配を走りますが、それを可能とするために、ラック式鉄道の一種である「アプト式」という方法を使っています。アプト式機関車には「ラックホイールピニオン」という坂道専用の歯車が付いていて、線路の真ん中に敷設された「ラックレール」という歯形レールを噛み合わせて坂道を上り下りしますが、現在日本でこのアプト式列車に乗ることができるのは、大井川鐵道の南アルプスあぷとラインだけ、とのことです。うん、レア感がある!


長島ダム駅のホームで待つこと数分、いよいよアプト式機関車がやって来ました。


この先の進行方向(下り)は急坂で、駅ホームの「アプトいちしろ駅」側の線路には、歯車敷設の軌道が始まっているのが見えます。


鮮やかな赤い車体は客車で、4両ほどの客車を引っ張って急坂を登り下りします。


のちほど訪れる新金谷駅に「ラックレール」の展示があったので、その写真をここに載せます。


アプト列車で谷川に沿ってゆっくり下ります。川岸はちょうど紅葉が美しい。



さて、アプト式列車に別れを告げて、千頭駅に来ました。
ここは、機関車トーマスの待機駅として、子ども達に大変人気がある駅だそうです。


このあと 少し離れた場所の 今夜の宿に入ります。


翌朝起きて、ホテルのテラスから見る大井川の景色です。
鐡道の赤い鉄橋が山の緑に綺麗に映える。 今日も快晴のようです。


今日の最初の訪問地は、蓬莱橋。以下、島田市のホームページの引用です。
大井川にかかる蓬莱橋(ほうらいばし)は、全長897.4メートル、通行幅2.4メートルの木造歩道橋で、現在も農道として利用されており、貴重な歴史的土地改良施設として県内外から多数の観光客が訪れています。平成9年12月30日には「世界一の長さを誇る木造歩道橋」としてイギリスのギネス社に認定されました。(以上、引用。)


蓬莱橋のちょうど中ほどです。それにしても長い!


この時期、大井川の水量は少なかったです。
橋の上からの大井川の流れの様子です。


なお、橋の対岸は牧之原大茶園へと続く散策路となっているそうです。


元来た川岸に戻りました。
イベント広場には、蓬莱橋が世界最長の木造橋と認定したギネス認定証のPLAQUEモニュメントがありました。



更に広場の奥に勝海舟像がありました。
勝海舟は、1869年から牧之原台地の開墾に従事した旧幕臣たちを物心両面で支えたと伝えられ、このことが現在の島田市の盛んなお茶の生産にも繋がっているそうです。
この功績をたたえて、牧之原大茶園を望める場所に勝海舟像を設置したとされています。


さて、旅は進みます。


ツアーバスで再び新金谷駅に来ました。大井川鐡道の大井川本線でSLに乗るためです。


ホームには既にSLが待機しています。  C10型 8号機ですね。


運転機関室。室内も真っ黒ですね。


客車の乗車口デッキ、レトロな雰囲気です。


車内は、天井の形と言い扇風機と言い、かなりレトロムードです。



アプト式トロッコ列車に乗ることと 湖上駅を見ることを目的に参加したツアーですが、小学生以来の何十年かぶりのSL乗車も付いており、蒸気機関車の煤のにおいも堪能?しました。


新金谷駅で撮った写真を何枚か載せておきます。


駅の改札。


駅員事務室が見えました。
旧式の運行管理パネルがなんとも言えず不思議な光景です。


駅舎外側の郵便ポストもレトロムードを醸し出しています。


山深い自然と復古調を満喫した旅となりました。
これからも事情が許す限り旅の機会を持ちたいものです。


ではまた。

稲葉 (曜変) 天目茶碗


こんにちは。


 今日は、丸の内の明治生命館の中にある「静嘉堂@丸の内」という美術館の展示を観に行きました。
 普段はあまり観に行かないカテゴリーですが、今回たまたま静嘉堂の無料招待券を貰ったので、せっかくなので行ってみました。
 静嘉堂は、岩﨑彌之助(三菱の第二代社長)と岩﨑小彌太(同 四代社長)の父子二代によって創設された古美術品の美術館で、現在、国宝7件を含むおよそ20万冊の古典籍(漢籍12万冊・和書8万冊)と6,500件の東洋古美術品を収蔵しているとのことです。


 下の写真は、明治生命館のエントランスです。
 クリスマスに向かうこの季節らしい装飾です。



「静嘉堂@丸の内」は、ビルの1階、このクリスマスデコレーションの裏にありました。
 今回のコレクションの展示は、
  〔開館1周年記念特別展〕
   二つの頂  一宋磁 と 清朝官窯
と銘打っていました。


 筆者は、古代から近世の中国陶磁器については残念ながら全く知識も造詣もなく、展示の真価を十分に理解する余裕もなく、どちらかというとスピーディーに見終わろうとしていました。
 さて最終展示室の最終展示物の前に立った時、ごく小さな展示品に、ふと足が停まりました。
 凝視すると、見たことの無い小宇宙が描かれた一個の「茶碗」でした。
名札には、国宝 曜変天目 (稲葉天目) と表示されていました。
 (南宋時代<12ー13世紀> とあります。


 残念ながら撮影禁止でした。


 下の写真は、美術館入口のデジタルサイネージを、係員さんの許可を得て撮影したものです。



 展示室を出て休憩室で改めて当館のホームページを調べると、以下の解説がありました。
「曜変」とは、元来「窯変」を意味した言葉とされ、文献で「星」または「輝く」を意味する「曜」の字が当てられるようになるのは、15世紀前半頃からである。室町時代の文献『君台観左右帳記』において、「曜変」は、唐物茶碗「土之物」(陶製の茶碗)のうち、もっとも貴重で高価な茶碗として、分類格付けされてきた。福建省建窯の焼成品で、これは偶然の所産と見られている。
静嘉堂文庫美術館所蔵の曜変天目(茶碗)は、もと徳川将軍家所蔵であったものが、三代将軍・家光の時代、春日局を経て、後に淀藩主となる稲葉家へ伝えられたとされる。今日、世界中で現存する曜変天目(完形品)は、日本にある三碗のみ、京都・大徳寺龍光院、大阪・藤田美術館所蔵の各一碗と本碗で、すべてが国宝に指定されている。


 以上のように解説がありました。


観れば観るほど、茶碗の中の小宇宙に吸い込まれて行く気持ちになります。
その魅力は、現代でも多くの陶芸家たちが曜変天目茶碗の再現に挑戦し続けているというところにも覗えます。


 美術館を出て、当美術館のある 明治生命館ビルの見学コースに回ってみました。
  
 この明治生命館は、明治生命保険相互会社の 当時の新社屋として1934年 (昭和9年) に竣工したもので、その後 古典主義様式の最高傑作として高く評価され、1997年に昭和の建造物として初めて国の重要文化財に指定されたそうです。
  

 
 無料の見学コースがあり、明治生命の、旧本店の営業接客フロアや 役員執務室、役員会議室などを見学することが可能です。
 店舗営業フロアは、老舗の銀行の伝統的な様式の1階フロアに似た構造です。
 と同時に、国内で最もフロア価格が高額なこの一等地で、(1階以外は) 実業に供されることもなく保存されている旧明治生命館の存在を不思議に感じるものです。 文化財保護法ですね。


役員応接室


 丸の内は三菱グループが主に開発して来たとのことですが、曜変天目の魅力に加えて、丸の内の歴史を改めて感じた一日となりました。


 ではまた。

オキザリスを植えてみました


こんにちは。


先日、ホームセンターにパンジーを買いに行ったついでに、オキザリスを買って植えてみました。



オキザリスという名の花があることは、買い求めるまで実は知りませんでした。
先日、そのホームセンターの入口付近に小さな花の苗が数鉢置いてあって、無意識に目に留まりました。
「ん!、オキザリス。どこかで聞いた名前だ。」としばらく考えて、夏にたまに遊びに行く軽井沢で、1, 2度行ったことのあるレストランの名前であることを思い出しました。


もう5年以上前の2018年の平昌冬季オリンピックのカーリング競技に、SC軽井沢チームが日本代表として出場したのですが、カーリングの試合 (中継) にはまってしまい、日本チームの出場試合は欠かさず見ていました。 主力の選手は両角兄弟でした。


当時、カーリングはまだ 世界で さほど強くなかったと思われる日本男子チームが出ることが話題になって健闘への期待が高まっていました。
特集番組等でSC軽井沢チームの練習拠点である風越公園の軽井沢アイスパークも紹介されていました。


また、SC軽井沢の選手たちが朝食や昼食によく行く店として、某ストーブカフェが紹介されており、そのカフェの名が「オキザリス」と言う名だったのです。


まだ五輪の熱戦の余韻が冷めやらぬ その年の夏に、筆者もそのストーブカフェを訪れて食事をしたことを想い出し、その名が記憶に残っていたものです。


オキザリスは、初心者でも育てやすくグラウンドカバーにもできて開花期が長いとネット情報にあります。


住む地域の気候に合うか不明ですが、長く花を咲かせてくれると良いですが・・。


ではまた。