2020年10月末までの資産運用状況
こんにちは。
2020年の年初来(資産運用開始以来)10月末までの資産運用状況を報告致します。
実際の金額については、筆者の都合により従来より省略させていただいておりますのでご了承ください。
さて、10月の月間は、国内市場は調整で下落、米国市場はコロナ不安の下落で共に非常に低調でした。
市場の平均株価を 9月30日と10月31日で比較すると 下記の通りです。
東証 日経225平均 : ▲0.9%
TOPIX : ▲2.8%
JPX日経中小型株指数 : ▲5.6%
マザーズ指数 : ▲4.5%
NYダウ平均 : ▲4.6%
NASDAQ総合 : ▲2.3%
S&P500指数 : ▲2.8%
為替レート :円高方向へ1%
筆者は国内の中小型株も若干保有しているため中小型株指数とマザーズ指数も今月から追記しましたが、9月まではマザーズ指数が独歩高だった反動の調整で、大型株に比較して下げが大きかった状況です。
米国のNYSEとナスダックの両市場は10月11日頃に挽回の高値を付けましたが、その後、米国のコロナ感染の第3波不安の影響でマイナス8%と大きく値を下げました。トランプ・バイデン両候補の対立による先行き不透明不安もあったかも知れません。
1. 全体のサマリー
全体としては、年初来の累計で、
5/末:▲4.7% ⇨ 7/末:▲1.7% ⇨ 8/末:+2.9% ⇨ 9/末:+1.5%
⇨ 10/末:▲1.2%
となり、含み損状態に逆戻りとなりました。(7月末の水準に戻った状況です。)
ドル建て資産については、円建て評価額が1%低下したことも響きました。
配当利回りが約3%ありますので、トータルではプラス維持しており、それが支えです。
2.国内株式 30銘柄
ポートフォリオ占有率 44.6%
評価損益率 7/末:▲7.8% ⇨ 8/末: +0.7% ⇨ 9/末:▲1.3%
⇨ 10/末:▲1.8%
【前回以降の変更銘柄】
売却 :東京海上の一部(買戻しタイミング検討中) 、アイネス
購入 :前田工繊、三井住友FG
損出しクロス買い :KDDI、積水ハウス
【コメント】
携帯通信料金を下げる菅政権の方針によって、一時3大通信株が軒並み20%近く下落しましたが、NTTが底値から5%程度回復し、KDDIも9%以上戻して来たのが心強いです。
携帯大手3社は5G投資に力を入れると公言していますので、オリックスのローカル5G算入宣言も含め、5G需要の拡大に期待したいです。
前田工繊は、災害復旧事業銘柄です。
3.REIT 6銘柄
ポートフォリオ占有率 3.3%
評価損益率 7/末:▲8.3% ⇨ 8/末:+1.5% ⇨ 9/末:+5.3%
⇨ 10/末:▲1.0%
【銘柄変化】・・・購入:サムティレジデンシャル、日本再生可能エネルギー
【コメント】
踏ん張っていた投資法人”みらい” が 含み損に変わり、その影響大でマイナス転換です。
他方で、菅首相が10月26日の所信表明演説で「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」と宣言したことで、太陽光や風力など再生可能エネルギー事業が活性化することは濃厚です。元々分配率が良かった日本再生可能エネルギーインフラREITを、ドコモの売却資金で購入しました。今後、家庭太陽光発電買い取りの(時限の)FIT制度にも、一部見直しがあるかも知れません。
好調のサムティーレジデンシャルも新規購入です。
4.外国株式 39銘柄
ポートフォリオ占有率 29.0%
評価損益 7/末 :+5.2% ⇨ 8/末:+9.0% ⇨ 9/末:+5.0%
⇨ 10/末:+2.9%
【前回以降の変更銘柄】
売却 :AT&T(買戻しタイミング検討中) 、GSK
購入 :ICLN、PBD(ともにクリーンエネルギーETF)
【コメント】
米国市場の低調と円高を受け、ダブルパンチで含み益が大きく減少しました。
AT&Tについては高配当で継続保有方針ですが含み損が大きい為、TOBされたドコモ株の売却等による譲渡益税を緩和する目的で、このタイミングで一旦 損だしの売却しました。
大統領選結果による市場変化をみて、買戻しタイミングを模索中です。
クリーンエネルギー産業ETFについては、大統領選結果にかかわらず長期で結果が出ると考え、新規に購入しました。
5.外国債券 8銘柄
ポートフォリオ占有率 9.8%
評価損益 : 7/末 +3.4% ⇨ 8/末:+2.6% ⇨ 9/末:+2.8%
⇨ 10/末: +1.5%
【追加銘柄】 なし
【コメント】
筆者株式ポートフォリオの時価が2.1%下がったのに対して、債券も1.3%低下しました。
株が下がったため債券は上がって欲しかったのですが、米国債券は長期的に見れば既に
史上最高値の水準にあり、これ以上の金利低下は見込めないことから、値上がりは期待
できません。(むしろ多少の下落の可能性があります。)
しかしながら債券は株価の変動が小さいので安心感があり、上記含み益以外に配当が年間で2.5%程度出るので、(長期金利がある程度上がるまでは買い増しは難しいですが)長期保有方針には変わりはありません。
6.投資信託 10銘柄
ポートフォリオ占有率 13.3%
評価損益 7/末 +11.2% ⇨ 8/末:+12.5% ⇨ 9/末:+7.2%
⇨ 10/末: +3.8%
【追加銘柄】 「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド みらいの世界」
【コメント】
日米株式の下落のため、それらを主力とする投信も含み益が下がりました。S&P500と共に中期では回復すると見ているので、あまり心配はしていません。
7. 解約株
年初から通算した解約株の損益率(売買高比)
8/末:▲3.3% ⇨ 9/末:▲0.9% ⇨ 10/末:▲5.7%
【コメント】
解約株については、先月にドコモ株の売却で確定損が改善しましたが、10月はKDDIやAT&T等の含み損株の損出しをした影響で大きく悪化しました。
解約株の確定損失についても1項サマリーの全体損益に含めてあります。
なお、ドコモの売却益に比較して、全体の確定損がオーバしている状況ですが、税法上、譲渡損失は3年間は確定申告の持ち越しが可能となっています。
8.所感
日米市場の下方調整のために、今月は運用成績が多少下がりました。
次は、冬場の国内インフルエンザの同時流行のコントロールと、米国大統領選挙結果を受けた社会動向が焦点になって来ます。結果が出れば、再びアメリカも一つにまとまって、世界の経済と安定をリードして欲しいものです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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