森のそよ風のブログ

ゆっくり資産運用と、日常の記録

旅行で行った弘前ロケの映画を観て来ました


こんにちは。


映画「バカ塗りの娘」を観て来ました。




この映画のことは、8月初旬に「ねぷた」を観に行った青森の弘前で知りました。
津軽塗りの職人親子を描いた物語で、全編が弘前ロケ敢行ということで旅行中の弘前市内のあらゆる場所にポスターが貼ってあり、いま来ている地の話ということで興味が湧いてきました。


9月1日に全国公開がスタートでしたが、家の近くには上映館はなく、都内では、銀座、新宿、渋谷、池袋の各1館、計4館しかやっていないことがわかり、銀座に見に行きました。


さて、映画のタイトルになっている「バカ塗り」ですが、五十もの工程がある津軽塗りがバカ丁寧だということで そう呼ばれているそうです。旅行中に実際に弘前市立観光館に その工程毎の作品進捗の展示があって、途方もない丹念で忍耐強い作業だと知りました。


ネタバレさせてはいけませんが、(小林薫扮する 寡黙な漆塗り職人を手伝う)ぶきっちょでも熱い心を秘めた娘の役を堀田真由が好演。 
ポスター写真にありますが、作業確認のための簡単な言葉以外に口数もなく、 心だけで対話し黙々と親子が並んで塗りを続けるシーンが十数分ほども続く場面があり、作業への精神の集中が伝わって来ました。


観る前は、塗り職人を志した若い女性が 厳しく長い修行を経て一人前になって行くストーリーかと思っていましたが、全然違って意外な展開がありインパクトがあって面白かったです。
節目のカット毎に、弘前の人々を静かに見守る岩木山が映し出され、また街の風景が織り込まれ、土地の風情をうまく出していました。


今、家で津軽塗の箸を使っています。

全国でも数十館でしか上映しないのはもったいないなぁ。


ではまた。