森のそよ風のブログ

ゆっくり資産運用と、日常の記録

2023年4月末の資産運用状況


こんにちは。


2023年4月末時点の資産運用実績を、3月末対比で 整理して掲載します。
実際の金額については、筆者の勝手な都合により従前より省略させていただいております。どうぞご了承ください。


市場指数と為替は 以下の通りです。


<市場指数>
 日経225平均   : +2.9%
 TOPIX     : +2.6%
 スタンダードTOP20 :+1.4%
 東証リート指数 : +4.9%


 NYダウ平均   :+2.4%
 NASDAQ総合  :+0.1%
 S&P500指数  :+1.5%



<為替レート>  円 対 1ドル   
    3/31:133.07円 ⇨  4/28 : 135.99円( +2.9円、 2.2%の円安)



【コメント】
・国内、米国ともに堅調でした。
・為替は、米国の高金利が当面維持されることに加え、日銀 新総裁が緩和政策の継続を表明していたことから、円安方向に動きました。




1. 運用状況 (日米 4/28 終値ベース)


(1) 総運用資産トータル (リスク口座資産の総計)


  〇 口座資産の総額 (含む待機資金) (前月末比) 増減率: +3.1%
  〇 現役運用証券の損益率(前月末比)の変化: +3.6% (損益率:18.0%→21.6%)
    注★預貯金等他の金融資産との先月来の出入りはありません
    注★譲渡所得税は資産高から控除済み


【コメント】
 トータルの資産は堅調に推移し、前月末比で3%強の増加となり、合わせて ヒストリカル・ハイ となっております。



(2)国内運用


  〇 30銘柄
  〇 口座資産の総額 (含む待機資金) (前月末比) 増減率: +4.5%
  〇 現役運用証券の損益率(前月末比)の変化:+4.2% (損益率:24.0%→28.2%)
    注★ 株式やETFの配当は含んでおりません(従来通り)。
    注★譲渡所得税は資産高から控除済み


【コメント】
 待機資金を含むトータル資産残高は利確売却の効果等が出て、現役運用の含み益増+アルファの増加を見ました。
 現役の運用銘柄では、前々から好決算が言われていて出尽くし感からルネサスエレ (半導体) や信越化学に売り (約3~4%強下落) が出たものの、それ以外は全般的に好調で、セクター分散のために組み入れた建設・不動産系の 日本工営(+12.2%)、ヒューリック(+7.4%) はじめ、三菱商事(+5.6%)、東京海上(+6.8%) 、SOMPO-HD(+7.6%) などが 大きく牽引しました。



(3)米国株運用(含む米国ETF, 米国債券)


  〇 24銘柄
  〇 口座資産の総額 (含む待機資金) (前月末比) 増減率: +2.8%
  〇 現役運用証券の損益率(前月末比)の変化:+3.0% (損益率:9.0%→12.0%)
    注★ 現役の損益率は 株式やETFの配当は含んでおりません(従来通り)。
    注★譲渡所得税は資産高から控除済み


【コメント】
 個別銘柄では、主力の マイクロソフト、(訴訟案件を消化した) J&J、ヘルスケアの代表銘柄のUNHなどが牽引し、またETFでは 全天候型のXLP (生活必需品) や リセッション懸念時に強いと言われるXLV (ヘルスケアセクターETF) が 牽引しました。
 円安傾向も追い風となりました。



(4)投資信託


  〇 17銘柄
  〇 口座資産の総額 (含む待機資金) (前月末比) 増減率: +0.8%
  〇 現役運用証券の損益率(前月末比)の変化:+2.6% (損益率:14.0%→16.6%)
   注★: 分配金は、現役で運用する投信銘柄のみの分配金を含んでおります。
      解約済み銘柄の分配金は、口座内の投資余力に含んでいます。
   注★:譲渡所得税は 資産高から控除済み


【コメント】
 米国株の回復ぶりに比べて物足りない印象ですが、定期積立のために分母が増えている影響と推定しています。



2.総括コメント


 4月は、欧米の金融危機が一段落して平常化した印象でした。
 しかしながら、ファースト・リパブリック・バンクが 預金流出で株価が 40分の1以下となり新たなショックを与えました。
 金融セクターは他のセクターとは異なり日本を含めて世界が直結しており、同じ問題が無い金融機関も含めて 世界に影響が瞬時に及ぶことは歴史が語っています。高金利局面は特に金融トラブルが起きやすいため、尚も警戒が必要で 銀行株のボラティリティの高い状態には注意が必要な状況が続きそうです。
 萎縮する必要はないにせよ過信は禁物で、同じセクターや同じトレンドの占有率が過度に高い状態とならないよう、依然として警戒対処が必要と見ています。


 筆者のポートフォリオも 痛い経験を重ねて時間をかけた改善の成果が徐々に現れ、最近では特定のトレンドやセクターに揺さぶられることが少なくなり、日米ともに安定感が増して来ました。
 目指す最終形の姿は、①インデックスに近い長期平均上昇率を概ね確保しながら ②一定のインカム(配当や分配金)を享受しつつ、かつ ③インデックスよりも標準偏差( = 上下動 、ボラティリティ) が小さい ポートフォリオ です。この3条件を同時に満たすPFは かなり難しいですが、ある程度それに近い構成になって来てリスク分散が図れているので今後は 大きくは変えなくても済むと考えていますが、引き続き必要なバランス改善を 思考を停めることなく地道に進める考えです。



本日も最後までお読みいただき、大変ありがとうございました。