国内運用投資におけるセクター分散
こんにちは。
比較的堅調に推移する国内マーケットでの投資運用について、My Portfolioの セクター分散の状況を数値化して分析してみたので、備忘録として書き残しておきます。
下図が、My Portfolioを セクター分類した占有率の現状です。
セクター分類は、東京証券取引所JPXの 17分類に従っています。
占有率が2%以下のセクターについては、数値(%)は省略しました。
こうして見ると、情報通信&サービス、商社、保険・リース(その他金融) の3セクターが大きく、銀行がそれに続いていることがわかります。
・情報通信&サービス:29.9%
・商社と卸売 : 28.7%
・保険 と リース (その他金融):14.4%
・銀行:7.6%
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上位4セクター計 80.6%
情報通信とサービスは、NTT、KDDI、NTTデータ、日本工営 などが中心です。
商社と卸売は、3大商社と 計測器商社(西川計測)等が中心です。
保険&リースでは、東京海上HDが大きい割合を占めています。
銀行は、三井住友と三菱UFJ が 大半です。
次に、半導体関連についての分析です。
今年がシリコンサイクルの底の年と言われ、来年以降を先取りして回復の兆しが見られる半導体関連銘柄が My Portfilioでどの程度を占めているか分析してみました。
半導体関連とは、半導体自体のメーカーのみならず、半導体の製造材料(洗浄液等)のメーカー、半導体製造装置のメーカー、半導体製造装置向けのキー部品のメーカーなどを含んでいます。 自動車と双璧で、半導体は裾野が非常に広い産業です。
下記の図が、マイ ポートフォリオに占める半導体関連の割合です。
6%弱でした。 意外に大きくありませんでした。
具体的な銘柄としては、
(1) 半導体メーカー
・ルネサスエレククトロニクス(車載半導体や ロジック半導体)
・富士電機(EV用や、再生エネルギー発電用 などの パワー半導体)
(2) 半導体製造装置向けの部品メーカー
・日本特殊陶業
・バルカー
・日本ピラー工業
を含んでいます。
<総括コメント>
① 3セクターへの偏りが大きいですが、大型銘柄で業績が堅調な高配当銘柄が これらのセクターに多いためです。3セクター間の相互相関は小さいと考えられるため大きな問題は無いと考え、当面この状況をキープする考えです。
② 半導体関連銘柄は景気連動性が強く、下げる時は下げますが、日本は半導体製造装置や その装置向けの主要部品の開発製造で世界的に優れて高度な技術・高いシェアを占めています。
日本に残された数少ない国際競争力のある分野です。この分野と自動車産業で負けると、国際収支の悪化で外貨準備が減り、通貨としての円が弱くなりインフレが恒常化して、国の産業や生活の豊かさが大きく衰退する可能性があります。そうならないような政策が重要です。
半導体自体の日本の競争力は低下しましたが、その関連分野(材料や製造装置)では底力を見せており、長期的に更なる発展が期待できると考えている状況です。
ではまた。
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