森のそよ風のブログ

ゆっくり資産運用と、日常の記録

2022年11月末の資産運用状況


こんにちは。


2022年11月末の資産運用実績を、同 10月末対比で 整理して掲載します。
実際の金額については、筆者の勝手な都合により従来より省略させていただいております。どうぞご了承ください。



さて、この1か月の市場指数の変化は、10月末と比較すると下記の通りでした。


<市場指数>
 日経225平均   : +1.4%
 TOPIX     : +2.9%
 スタンダードTOP20 :+2.5%
 東証リート指数 : ▲0.2%


 NYダウ平均   :+5.6%
 NASDAQ総合  :+4.4%
 S&P500指数  :+5.4%



<為替レート>  円 対 1ドル   
    10/31:148.72円 ⇨ 11/30 : 137.36円(約11.4円、7.6%の大幅円高)



【コメント】
・東京市場は、2.5%程度の堅調な上昇となりました。
・米国市場は、11月最終日の30日に FRB議長が12月にも利上げを減速する趣旨の発言で、
 最終日株価が大きく上げ、結果的に約 5% の大きな上昇となりました。
・急速な円高巻戻しの影響で、米国株価回復の効果が 円ベースでは大きく目減りしました。




1. 運用状況 (日米 11/30 終値ベース)


2020年春の投資開始以来の累計の運用成績は、前月比で下記の通りです。
なお EXITを数年後に控え、負担軽減の観点から報告内容を徐々に簡素化して行きます。



(1) 総運用資産トータル (リスク口座資産の総計)


  〇 現役運用証券の評価額(前月末比)変化率:+1.5% (含み益率:24.8%) 
  〇 リスク口座資産の総額 (含む待機資金)  (前月末比) 増減率: +1.0%
    注★譲渡所得税は資産高から控除済み
    注★預貯金等他の金融資産との先月来の出入りはありません



(2)国内運用


 〇 27銘柄
 〇 ポートフォリオ占有率:52.1%
 〇 現役運用中証券の評価額変化率:+4.1%    (含み益率:29.5%)   
    注★ 株式やETFの配当は含んでおりません。
   〇 「待機資金含めた国内口座総額」の 前月末からの増減率: +3.0%
    注★譲渡所得税は資産高から控除済み


【コメント】
10月は、商社株(中でも 保有率の高い三井物産)や レジデンシャル事業のジェイ・エス・ビーが牽引し、また 日経高配当株50 ETF などが堅調で貢献しました。
諸外国に比べて堅調な推移で安心感があります。
一方で、来年春以降に金融政策の微調整があるのかどうか、気になります。



(3)米国株運用(含む米国ETF, 米国債券)


  〇 28銘柄
  〇 ポートフォリオ占有率:29.5%
  〇 現役運用銘柄の評価額変化率:+0.3%     (含み益率:17.5%) 
       注★: 配当金は、含み益率には算入しておりません。
    注★: 配当再投資の場合も 再投資額は 含み益率計算の分母に算入済み
  〇 「待機資金を含めた米国株運用口座総額」の 前月末からの増減率: +1.3%
      注★:譲渡所得税は資産額から控除済み



【コメント】


ドルベースの評価額が月末に大きく上昇しましたが、一方で 急速な円高方向巻き戻しで 円換算の効果は  ほぼ帳消しとなりました。


そういった中で、半導体関連のASMLやAVGO、また情報技術のMSFTが大幅に挽回したのが牽引し、片や BHPグループや 医薬品のMRK , ABBV が続伸して貢献し、全体ではわずかながらプラスとなりました。
更には長期債券ETFが、長期金利の先安感を織り込んで目論見通り上昇し始め、下支えとなりました。



(4)投資信託


  〇 17銘柄
  〇 ポートフォリオ占有率:18.4%
  〇 現役運用銘柄の評価額変化率:▲3.6%   (含み益率:25.0%)   
  〇 「待機資金を含めた投信口座資産総額」の 前月末からの増減率: ▲2.9%
   注★: 分配金は、現役で運用する投信銘柄のみの分配金を含んでおります。
      解約済み銘柄の分配金は、口座内の投資余力に含んでいます。
   注★:譲渡所得税は 資産高から控除済み



【コメント】
投資先の米国ドルベース価格の挽回を 吹き飛ばしてしまう円高化の影響を直接受け、投信全体の評価額は残念ながら減少しました。
(なお、本報告の投信の基準価額は、米国11/30の大幅上昇を反映していません。来月末実績の反映に期待します。)


一方で、インデックスよりも好調な投信については、その基準価額は 11月下旬に 新高値を含めた堅調な価額で推移したため、含み益率の高まっていた投信銘柄(例えば 配当貴族投信 など)を、評価額の3割程度売却して 利益を確定させました。それは、近い将来の一定程度の 更なる円高化巻き戻しを念頭に置いたためです。
堅調な投信は年単位の長期では緩やかな上昇を描きつつ、その途中段階では10%程度の下落を含めて周期的に上下動しますので、ボトム局面にて売却資金を用いて改めて買い増します。


投信は、株式と異なって単元株単位の売買に縛られずに 任意の金額で「部分売却・少額購入」が 柔軟に可能なため 誰にでも扱い易く、2, 3か月おきの 部分的な利確と 追加購入で「単調な保有 や 買いオンリー」よりも増えてゆく傾向があります。これを繰り返すと その銘柄はやがて (万が一の市場の大暴落が来ても既にリスクが消えている)「恩株」となります。投信は個別株リスクが無く, 堅調上昇する銘柄を選択しやすい上、合わせて売買金額が柔軟なため低リスクで「恩株」を作り易いと考えられます。筆者は一銘柄を恩株にしました。


時折りの部分利確と 積立を含めた 適時な追加投資 (分母の増) によって現役保有部分の含み益率は 大きくは上がりませんし 時には幾分下がることもありますが、含み益率の数字自体が目的地ではないことを踏まえ、投資余力を含めた口座全体の残高の増加 (更に言えば実現益の増加) がゴールと考えてマネージしています。


なお、配当貴族投信は、従来 野村AMの銘柄を活用していましたが、更に経費率の安い日興AMのTracersシリーズが先頃 設定されたので、徐々に移し替えつつあります。



2.総括コメント


11月は、現地株価の回復と 為替の 円高巻き戻しが 共に急変した複雑な月となりました。


米国FF金利のピークアウト感を先取りする 長期国債金利の頭打ちがはっきりして来たので、今後 踊り場を挟みながら 緩やかに ある程度まで円高に戻るケースにも備えます。
以前は、国内投資は全体の1/3程度まで減らす計画でしたが、為替レートが落ち着かないため、当面は50%前後のキープで良いと判断しています。EXIT直前まで このまま行くような気もします。


長期のライフステージを考慮すると、数年内のEXITに向けて徐々にソフトランディングが必要な状況は変わらないし、これまでも含み益率の大きい銘柄は(全売却ではなく) 一定の「部分的売却」(果樹全体を切り倒すのではなく、実った果実を収穫して樹木<=元々の元本額> は引き続き育成するイメージ)で 小まめに一定量の利益を確定して確保し、他方で、業績と値動きが手堅い銘柄に絞って適度な追加投資している状態です。
EXITまで そう長くないため、4, 5年に一度来ると言われる 次の下落局面が再び来ても 総資産が下がりにくい運用方法(下げ局面でも売られにくく, じわじわと上昇する銘柄を多く持ち、かつ、含み益の中の一定割合を 実現益に変えて確保しておく運用方法)を重要視して、これからも進めて行きます。
若い現役層の方々は、インデックスへの 長期積立放置投資 で良いと思います。



本日も最後までお読みいただき、大変ありがとうございました。