森のそよ風のブログ

ゆっくり資産運用と、日常の記録

近江と京の旅(その3)哲学の道・建仁寺


こんにちは。


先日旅行で訪れた 滋賀・京都のなかから、今日は 建仁寺 と 哲学の道 を書きます。


旅程最終日の3日目、修学院離宮の予約ツアー前に少し時間があったので、途中、平安神宮の前を通りつつ、北へ向かい「哲学の道」 に立ち寄りました。



哲学の道

以前に一度訪れましたが、いつ来ても落ち着いて散策ができる場所です。


琵琶湖疎水に掛かる橋の先に玄関があるこの館は、割烹風ですが、叶 匠壽庵 の 京都茶室棟と思われます。(間違っていたらごめんなさい)
こんなところで一度ゆっくり お茶と菓子をいただきたいものです。


この近くには、同志社大学の前身を創立した新島襄の墓地もあるそうです。


さて、哲学の道のあと、数日前にレポートした修学院離宮を訪れ、次に、最後の目的地である建仁寺へGO。


建仁寺は、建仁2年(1202年)、臨済宗の開祖・栄西禅師が創建したとのことで、京都最古の禅寺と言われます。北門近くのパーキングが丁度一台空いていて、停めて入ります。


建仁寺 北門


北門入って右手の 境内案内図を見て、拝観入口へ


本坊 (拝観入口)


「風神雷神図屏風」
入口を入って大書院に進むと、正面に風神雷神図屏風(国宝)が目に飛び込んで来ます。
通常展示されているのは高精細デジタル複製だそうで、本物は京都国立博物館に寄託されているそうです。有名な俵屋宗達の作で、屏風の大きさは意外に小ぶりでしたが、描かれた両神は迫力があります。


納骨堂


次は、この寺で人気のある庭園「潮音庭」です。


この庭に面して畳の大広間があり、来訪者が思い思いの姿でくつろいでいます。(寝転がりさえしなければ、ご自由にと表示されています)
ほとんどの人は荷物を畳に置いて腰を下ろし、庭をゆっくり眺めたり、瞑想にふけったり。
時間を忘れて過ごせる、落ち着く空間です。


「方丈」(本堂に相当するのでしょうか?)


方丈の前に広がる枯れ山水の「大雄苑」


方丈の内部
みどころの一つである襖絵の「雲龍図」


次に法堂(はっとう)へ


法堂の天井には「双龍図」が描かれています。
この双龍図は新しく、創建800年を記念して2002年に小泉淳作画伯が描いたものだそうです。

二頭の龍が絡み合うように描かれています。迫力のある生き生きした眼(まなこ)が迫って来て、吸い込まれます。


「〇△▢乃庭」


最後は、木が一本だけ植えられた 〇△▢乃庭 です。
禅宗の思想を、地 (▢),  水 (〇), 火 (△)で象徴して、この庭の中に表したものだそうです。
▢: 庭の隅にある四角い井戸は (残念ながら写っていません)
〇: 木の根元の苔の部分
△: △の形に盛られた白砂(これも写せませんでした)


(参考)下の写真は、建仁寺のホームページからお借りしたものです。


これで全行程の完了です。
京都は見どころが多い上に、それぞれの場所に長い歴史の重みがあり、短時間では十分に味わい尽くせないのが残念です。裏を返せば、まだまだ知らない多くのことに触れる楽しみが残されていて、来る度に また再訪したいと思わせてくれます。
海外には なかなか行きにくい昨今、東京から新幹線で2時間15分ほどなので、訪れやすい場所の一つですね。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。