森のそよ風のブログ

ゆっくり資産運用と、日常の記録

2022年9月末の資産運用状況


こんにちは。


2022年9月末の資産運用実績を、同 8月末対比で 整理して掲載します。
実際の金額については、筆者の勝手な都合により従来より省略させていただいております。どうぞご了承ください。



さて、この1か月の市場指数の変化は、8月末と比較すると下記の通りでした。


<市場指数>
 日経225平均   : - 7.6%
 TOPIX     : - 6.5%
 スタンダードTOP20 :- 4.5%
 東証リート指数 : - 4.4%


 NYダウ平均   :- 9.3%
 NASDAQ総合  :- 11.1%
 S&P500指数  :- 9.5%



<為替レート>  円 対 1ドル   
    8/31:139.35円 ⇨ 9/30 : 144.74円(約5.4円、3.9%の円安)



【コメント】
・東京市場は、約▲7%の 大きな下落となりました。
・米国市場も、約▲10% の大きな下落となりました。
・米国は9月もインフレ鈍化の兆しが見えずFRBが 継続して利上げする強い姿勢を見せ、更には欧州のインフレ高進や英国の混乱があり、世界的に株価が大きく値下がりしました。




1. 運用状況 (日米 9/30 終値ベース)



2020年春の投資開始以来の累計の運用成績は、前月比で下記の通りです。



(1) 総運用資産トータル (口座内待機資金を含むリスク口座資産の総計)


  〇 現役運用銘柄の収益率:+15.3% (前月末:21.0%) 前月比 - 5.7%
  〇 リスク口座資産の総額 (含む待機資金) の前月末からの増減率: - 4.1%
    (預貯金等他の金融資産との出入りはありません)



【コメント】
9月は、米国市場が現地通貨で約10%下落したため、円安化による緩和が約 3.9%ありましたが、差し引きで 約▲6%のインパクトを受けました。
また日本市場が、底堅いと言われながら意外に大きく 月間で約▲7%下落したのも大きかった。


資産運用全体の収益率として 6%弱の縮小があったのは、やむを得ないと考えています。




(2)国内運用


 〇 26銘柄
 〇 ポートフォリオ占有率:51%
 〇 現役運用中証券の累計収益率:+18.1% (前月末:+23.9%)   前月比 - 5.8%
    注★ 株式やETFの配当は含んでおりません。
   〇 「待機資金含めた国内口座総額」の 前月末からの増減率: - 4.9%


【コメント】
日経平均とTOPIXが 平均約▲7%下落した影響があり、堅調な銘柄を揃えてはいますが、致し方ない状況です。



(3)米国株運用(含む米国債券)
  注★: 配当金は、収益率には含んでおりません。


  〇 29銘柄
  〇 ポートフォリオ占有率:29.6%
  〇 現役運用銘柄の累計収益率:+9.1% (前月末:+14.4%)   前月比  - 5.3%
  〇 「待機資金を含めた米国株運用資産総額」の 前月末からの増減率: - 3.5%


【コメント】
米国市場がおおよそ▲10%程度下落しており、円安化 3.9%緩和を加味しても 地合いが円換算で▲6%の状況となった影響を受けました。
他方で、9月も債券ETFを中心に一定程度を買い入れました。



(4)投資信託
  注★: 分配金は、現役で運用する投信銘柄のみの分配金を含んでおります。
     解約済み銘柄の分配金は、口座内の投資余力に含んでいます。


  〇 17銘柄
  〇 ポートフォリオ占有率:18.4%
  〇 現役運用銘柄の累計収益率:+18.4% (前月末:+23.3%)   前月比 - 4.9%
  〇 「待機資金を含めた口座運用資産総額」の 前月末からの増減率: -3.5%


【コメント】
筆者保有の投資信託は、ほとんどが米国株で運用するファンドのため、米国株直接運用と同程度のインパクトを受けました。
月次の定期積立は継続していますが、円安による見かけ上の基準価額膨張による高値買いを警戒しているので、現地銘柄の底が ある程度はっきりするまでは 積立金額は減速していました。(底値圏近づけば元に戻します。)
他方で、海外債券を含み 円安頼みでなく今後回復が見込める投信銘柄を新たに少し買いました。



2.総括コメント


9月は、波乱の多い月となりました。


今回の世界同時株安の底入れは いつ頃来るのでしょうか? 特に米国のインフレと長期金利の推移がポイントです。


この先9月末の水準で下げ止まってくれるのか?、それともあと1割程度下げるのか?、あるいは10数% 以上 もっと深く掘ってしまうのか?? 

10月中旬から順次発表される第3四半期決算のEPSが、前の四半期から縮小しているとの観測ニュースも出ており、気になります。

スタグフレーションを目前にした 当局の 経済金融政策というものは難しいものだと、つくずく感じました。


筆者は、この先、もし仮に10%近く下がれば、6月に切り離した部分を 選択的に一定程度買い戻す考えです。
そこまで下がらなければ、為替差益を伴ったキャッシュ(MMF)のまま保持して、運用は現行保有株にて単純に回復を待ちます。これくらいのざっくりとした対応で良いと思います。大底値は誰にも当てられませんから...。
予定するEXITに向けて徐々にソフトランディングが必要な状況は変わらないし、これまでも含み益率の大きい銘柄は(全売却ではなく) 一定の「部分的売却」(果樹全体を切り倒すのではなく、実った果物だけを収穫するイメージです)で 小まめに利確現金化して (そのために)含み益率は高くならない一方で、既に一定部分は納税済後の口座内容になっている状況で、EXITに向けこの想定で大きな問題ありません。リテラシーを持って この先 十数年運用を続ける方々は、部分売却も必要ありませんが。


ただ10月のうちには 底値圏について一定のメドが見えれば、先の見通しが立って良いということは変わりません。



本日も最後までお読みいただきまして、大変ありがとうございました。