2021年10月末の資産運用状況
こんにちは。
国内の新型コロナの新規感染数が激減し、引き続き感染対策は継続するも、生活と経済の回復が待たれます。
一昨日は総選挙の投開票が行われましたが、与党の粘り勝ちといった状況でしょうか?
選挙の論戦を通じて、パンデミックに強い社会インフラや医療体制のあり方、成長と分配の循環の具体像が見えて来るべきところですが、なんとなく議論は噛み合わず、ポストコロナ社会を見通す霧が晴れた印象は少ない状況です。
こういった環境の中、2021年10月29日までの資産運用状況を掲載させていただきます。
実際の金額については、筆者の勝手な都合により従来より省略させていただいております。
どうぞご了承ください。
さて、この1か月の市場指数は、9月30日と10月29日を比較すると下記の通りです。
<市場指数>
日経225平均 : ▼1.9%
TOPIX : ▼1.4%
JASDAQ INDEX :▼2.6%
東証リート指数 :+1.0%
NYダウ平均 :+5.8%
NASDAQ総合 :+7.3%
S&P500指数 :+6.9%
<為替レート> 円 対 1ドル
9/30:111.46円 ⇨ 10/29:113.98円 (約2.5円、2.3%の円安)
【コメント】
・日本市場は、新内閣期待感の一巡や中国恒大問題、供給制約等で大きく株価は低下。
・片や米国は長期金利が高止りながら落ち着き、企業の四半期決算が好調で大幅に上昇。
・為替レートは月間で2.3%と、大きく円安が進みました。
1. 全体のサマリー
投資開始以来のトータルの成績は、解約済株の損益を含めての累計で下記の通りです。
〇 2021年10月29日時点 (対投資高比)累計収益率:24.7% (前月末:20.2%)
〇 2021年10月29日時点の「収益金額 絶対値」の 前月末からの伸び率: +17.2%
(上記の収益金額は、含み益+投信分配金です。株式/ETFの配当は含んでいません。)
【コメント】
投資高比の収益率は、前月末比で大きく上昇しました。
要因としては、米国株と投資信託が好調で、更に円安が評価額上昇を加速しました。
国内収益がダウンしたものの、その下落を補ってなお伸長しました。
以下に、個別のカテゴリーについて変化を報告します。
個別の一つひとつのカテゴリー(2項~6項)については解約済銘柄の損益を含めておらず、
最新の保有ポートフォリオ構成での値とご了解ください。
(解約済株については、7項 に集約しております。)
2.国内株式 22銘柄
・ポートフォリオ占有率 約 36%
・累計投資高収益率 :16.1% (前月:16.6%)
★いずれも配当は含んでいません
※注:解約済株の損益は含まず現役保有銘柄のみ対象。 以下6項まで同様です。
【コメント】
国内株価の市場指標は1.5%~2%近く下落しましたが、マイポートフォリオの収益率は0.5%ダウンで踏みとどまりました。月初から国内銘柄の売却整理を進めて来た効果も出ているのではないかと思います。
また、国内一般株 (リート除く) の銘柄数は、先月末の34銘柄から22銘柄へと大きく減少し、評価額の全体ポートフォリオ内の占有率も下がって来ました。
3.REIT 5銘柄
・ポートフォリオ占有率: 5.1%
・累計投資高損益率 :16.5% (前月:14.2%)
★いずれも配当は含まず
【コメント】
リートは若干持ち直し、8/末水準を回復しました。
4.外国株式 30銘柄
・ポートフォリオ占有率 28.3%
・累計投資高比収益率 :33.6% (前月:23.9%)
★いずれも配当含まず
【コメント】
投資高比の累積収益率が9.7%改善し、大きく回復しました。
米国株は10月3日を底に堅調に転じ、含み益が大幅に挽回して8/末水準を回復の後、円安の追い風もあって更に1%程度の上乗せが図れました。
収益の絶対値で過去最高を若干上回りました。
5.外国債券 5銘柄
・ポートフォリオ占有率 6.2%
・累計評価収益率 :6.7 % (前月:5.0%)
★いずれも配当含まず
【コメント】
米国長期金利の上昇によって債券ETFのドルベース評価額は下がりましたが、円安に助けられて円ベースの評価額は上昇しました。
6.投資信託 15銘柄
・ポートフォリオ占有率:23.9%
・累計投資高比収益率:20.0%(前月:14.9%)
注★ 収益金額=含み益+累計分配金
(過去に解約/損益確定した投信の損益は、第7項に移管しております。)
【コメント】
保有する投資信託は米国株と他海外株への投資比率が高いため、米国市場の回復の恩恵を大きく受け、収益率は5.1%上昇しました。また、9月下旬の大きな押し目で買い増しを行った効果が10月に出て、更に円安の追い風もあり期待以上の好結果となりました。もう少し上がっても不思議はないのですが、定期買付けで分母が上がっているためこれくらいです。
投資信託の収益額は過去最高益を更新しました。
7. 解約済勘定
運用開始から通算した解約済銘柄の累計損益率(投資高比の確定損益率)は、
+3.6% となりました。 (前月末:3.7%)
(勘定がプラスなので 利確が損切りを上回っている状況です。)
【コメント】
日本株の整理売却により確定利益が出ましたが、その利益率がさほど高くなかったため、解約勘定の累積収益率は微減となりました。
【補足】
解約済の確定損益についても、1項サマリーの全体損益の計算の中に含めております。
8.総括コメント
10月は、米国株の復調(9/末比で 6.5%~7.0%の株価上昇)と円安の進行に尽きます。
国内市場は、上下動も含めて引き続き不安定な状況で、昨日10月1日は総選挙の開票結果を受けて2%以上上昇しましたが、ムードによる一過性の現象に過ぎないと考えています。
日本株投資の縮小を進めているので、筆者のポートフォリオの堅調化は進むものと考えています。
さて、これから年末にかけて、あるいはその先ですが、経済がコロナ感染から概ね抜け出して雇用も回復しインフレ率が収まって来るまでは、海外の影響を受けやすい日本も含めて、まだまだ不安定な動きが続くものと想定します。
米国では年末からテーパリング (金融緩和の縮小) が実施される予定で、その影響は既に織り込まれていると考えていますが、来年の中盤から後半には、いよいよ米国の政策金利の引き上げが想定されますので、それに先立って市場がどういった反応を見せるのか気になるところです。
引き続き、上下動が少なくインデックスに概ね連動した安定上昇の銘柄を中心とした構成のポートフォリオに変え、徐々に手がかからない形に持って行く考えです。
本日も最後までお付き合いいただきまして、大変ありがとうございました。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。