2021年7月末の資産運用状況
こんにちは。
なかなか新型コロナが収まりませんね。
さて、少し遅くなりましたが、2021年7月30日までの資産運用状況を掲載させていただきます。
実際の金額については、筆者の勝手な都合により従来より省略させていただいております。
どうぞご了承ください。
さて、この1か月の市場指数は、6月30日と7月30日を比較すると下記の通りです。
<市場指数>
日経225平均 : ▲5.2%
TOPIX : ▲2.2%
JASDAQ INDEX :▲1.2%
東証リート指数 :+0.45%
NYダウ平均 :+1.3%
NASDAQ総合 :+1.2%
S&P500指数 :+2.3%
<為替レート> 円対$
6/30:1ドル=111.13円 ⇨ 7/30:1ドル=109.68円 (約1.5円、1.3%の円高)
【コメント】
・日本市場は低調
・Jリートは続伸
・米国は最高値の更新。 特にS&P500銘柄は非常に好調
・為替レートは、一時的に円高に転換
1. 全体のサマリー
投資開始以来の全体の成績は、解約済株の損益を含めての累計で下記の通りです。
・2021年7月30日時点 (対投資高比)収益率:18.6% (前月末:17.0%)
・2021年7月30日時点の「収益金額」の 前月末からの伸び率: +5.5%
【コメント】
対投資高の収益率は、前月より1.6%の伸びとなり、1.3%の円高の中で健闘しました。
要因としては、①米国投資収益の上昇、②リスクオフのために一部を利確現金化したため投資金額(=分母)が若干縮小したこと、の2点の複合効果と考えます。
以下に、個別のカテゴリーについて変化を報告します。
個別の一つひとつのカテゴリー(2項~6項)については解約済銘柄の損益を含めておらず、最新の保有ポートフォリオ構成での値とご了解ください。
(解約済株については、7項 に集約しております。)
2.国内株式 34銘柄
ポートフォリオ占有率 約 42%
評価損益率: (注:解約済株の損益は含んでいません。以下6項まで同様)
今月: +13.8%
前月: +14.2%
(いずれも配当は含まず)
【コメント】
市場の地合いが 中小型で▲1%強、大型で▲5% 下落するなど、引き続き冴えませんでした。
国内株は相変わらず低調です。今年中には大半を撤退の予定です。
また、軟調な地合いの中でも、含み益が比較的良い個別株を中心に一部を利益確定して現金ポジションを強化中。
この現金はいずれ、最適なタイミングにて米国ETFか投資信託に投入します。
3.REIT 5銘柄
ポートフォリオ占有率 5.1%
評価損益率 今月:+17.6%(配当含まず)
前月:+14.8%(配当含まず)
【コメント】
東証リート指数等が上昇するのに呼応して、堅調に上昇しました。
4.外国株式 29銘柄
ポートフォリオ占有率 24.5%
累計評価損益 今月:+28.6% (配当含まず)
前月:+27.7% (配当含まず)
【コメント】
(1) 円高が前月比1.5%進んだ中で、円ベースでの 0.9%の上昇は健闘です。
要因としては、
① 7月12日の小ピークで売った銘柄の一部を、7月19日の押し目で買戻し その後上昇したこと。
② 市場で買い進まれた銘柄の傾向(地合い)が、たまたま筆者のポートフォリオに近かったこと。
などが挙げられます。
(2)7月は、個別株を中心に比較的集中的に銘柄を売却処分しました。
完全売却した銘柄は、AT&T, VZ(ベライゾン), ENB, PFF, NGG, BOH です。
先日AT&Tを全売却しましたが、運用開始当初から保有して持ち高の大きかったVZも、思い切って完全撤退しました。
理由は、近年の売上が伸びていない中で設備投資が嵩んで負債が年々増加し、2年以上株価が下落気味で、近々に大きく好転する見通しが得られないためです。
(米国の通信株の投資家の支持は、TMUS (Tモバイル) が 一人勝ちの状況。買う予定は無いですが。)
VZは高配当株に属すると考えますが、この先 VZ等の株価低調株では、仮に配当再投資を進めても「資産形成の複利効果を得ることは困難」という分析結果となっています。
VZを売って戻った資金で、次の大きめの押し目で、高信頼度インデックスETF と 連続増配ETFを購入する考えです。
5.外国債券 5銘柄
ポートフォリオ占有率 6.2%
評価損益 今月:+5.0 % (配当含まず)
前月:+5.3% (配当含まず)
【コメント】
債券は、新たに中期債のETFであるBIVを導入しました。
評価損益率が伸びていないのは増資したためですが、実質的には概ね横這いです。
6.投資信託 13銘柄
・ポートフォリオ占有率 22.6%
・評価損益 (注:分配金を含めたトータルリターン。)
今月: 16.7%
前月: 17.7%
・収益金額の伸び率:前月比 +5.7% (収益金額=含み益+累計分配金)
【コメント】
引き続き、他株を売った資金で徐々に増資中のため表面的な収益率は1%低下しましたが、上述の通り収益金額の絶対値は伸びており順調な状況。
(過去に解約/損益確定した投信の損益は、第7項に移管しております。)
7. 解約済勘定
運用開始から通算した解約済銘柄の累計損益率(投資高比の確定損益率)は、
+1.5% となりました。 (前月末: ▲1.0%)
【コメント】
国内・米国で、10種程度の銘柄を利益確定して現金化を進めた結果、
解約済勘定の損益はプラス転換しました。
【補足】解約済の確定損益は、1項サマリーの全体損益の計算の中にも含めております。
8.総括コメント
冒頭にも述べましたが、次の大きめの調整に備えて、持ち株の一部を利益確定売りして現金ポジションを増やしました。
主な売却対象を改めて整理しますと、
A:(株価は多少上げてはいるものの)インデックスに比べるとボラティリティの大きさが目立つ銘柄
B:市場好調でも 長年に亘って株価が上昇しない配当銘柄
です。
筆者も、投資管理の能力が徐々に低下してくるため、今後の「リスク」は下げておきたい状況です。
筆者の考えるリスクとは、
A:個別株の株価下落リスク(含む、減配リスク)
(※個別株がすべてハイリスクという意味ではありません)
B:資産形成効果が「インデックス銘柄の長期保有」に負ける銘柄を保有すること
によってトータルでの資産形成が結果的に遅れてしまうリスク
です。こういったリスクを低下させ、資本効率の強化に注力し始めております。
ところで、株価があまり上がらない代表選手である「債券ETF」について補足しておきます。債券は 短期的な株価の上昇は極めて小さいことは承知しており、筆者においては「債券は、現金とほぼ同等」と位置付けて保有管理している状況です。
市場が暴落した際には (下げの小さい、または下がっても瞬時に反発する) 債券銘柄を全て売って、投資余力の現金と合わせ、超大型の経済ショックであったリーマンショックでも長くても数年で必ず回復し、コロナショック級なら数か月で回復する可能性の高い S&P500や先進国インデックスなど、高信頼なETF(または投信)を 一括して 買う目的での活用を想定しています。そして いずれは手離れの良い『増やしながらの取り崩し』に移行して行きます。
引き続き、数年から10年スパンで 世界や先進国のGDP経済成長に見合うリターンを堅実に享受可能なポートフォリオへと、各種のリスクを下げながら整理を進めて参ります。
本日も最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
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