森のそよ風のブログ

ゆっくり資産運用と、日常の記録

(続)債券投資について


こんにちは。


前回のブログで、債券投資について書いてみました。


直近では債券価格は下落局面なので、(既に定めた定期的積立の継続は別として)今ただちに積極的に債券保有を増やすタイミングではないと考えていますが、筆者もシニアの世代ですので、リスク性資産運用における債券比率を高める必要は感じております。


ファイナンシャルプランナーや長期のベテラン投資家の方々は、30歳代くらいまでは株式のみで良いとしても、40代には債券比率25%、50代から定年前後は半分近く、65歳以上のシニア層は7割をメドにという意見もあるくらいです。今からそこまで大きく変えるのはなかなか難しいですが....。


筆者の場合は、現時点で債券保有比率は8%程度と非常に低く、リスク運用における株式保有比率が高過ぎる状況で、米国株が2020年初から2割も上がり、日本株も30年半ぶりの高値となっている現状は、個人的にはかえって警戒感を持ち始めたところです。
更に上がっては欲しいですが、下落に対してできる範囲の備えは必要かと。


更に年齢的にも、あと7,8年で統計的には健康寿命も終わりとなる可能性も考えているので、その際の介護施設への入居費等を考えると年金と配当だけではやりくりは難しい。つまり投資資金をその時期に現金化することが必須で、『夢の配当生活』は残念ながら私の場合は無理です。
更に言えば、株式から配当金は得られますし配当は日々の生活の充実にも欲しいですが、その一方で、配当収入が帳消しになるような含み損を拡大する銘柄の保有は無理です。繰り返しになりますが、株を売らないまま来世に持って行ける「夢の配当生活」は私の場合 難しいので....。
そうなると、地道な配当が出つつ 10年平均の市場成長並み(年率5%程度)で育ってくれる堅調なETFに投資を寄せ、そこに債券を上手に組み合わせる道筋を作るしかないです。
途中、不景気な年もあるでしょうから、残り7,8年の運用期間は もはやぎりぎりの年数です。


これまでの考察を加味して少々はしょって結論的に書いてしまいますと、あくまで筆者個人の場合でありますがライフステージ的には、
 「S&P500連動ETF」+「連続増配ETF」+「長期で下値の堅い厳選配当株」+「債券FTF」
の組み合わせに徐々に収斂させて行きたい状況です。
ETFの代わりに投資信託に置き換えても良くて、S&P500の代わりに「世界インデックス」(実態として米国が6~7割)でも良いかも知れません。
なお、連続増配ETFは「VIG」に決めており、「長期に下値の堅い厳選配当株」は、先のブログで書いたmyポートフォリオ安定化貢献銘柄と 投資ブログ仲間の情報を参考にして「VYM / HDV」に決めています。



さて債券の話に戻りますが、今夏には債券価格が下げ止まって当面の安値圏に入ると予想すれば、その頃の買い増しを想定して今から考えておくべきかと思い、適切な債券や投信などを調べているところです。


債券の候補は、安全性や堅実なリターンの点から主力は、
 ・米国国債
 ・投資適格社債
(・一部先進国国債)
になると考えます。


債券ETFであれば、言うまでもなくBND(またはAGG, SPAB)、BNDX、LQDが候補です。
また、債券はETFだけでなく投資信託も候補に入りますが、債券オンリーの投信にはなかなか気に入ったものが出て来ませんので、バランスファンド(投信の一種)の内部で調達するのも良い方法かと思います。


バランスファンドの選択では、モーニングスターの情報を参考にし、
 ・モーニングスターや R&Iのレーティングが5(または少なくとも4)であること
 ・基準価格の推移が直近の長期(5~10年)で安定(凸凹が少ない形で上昇)していること
 ・シャープレシオが高いこと
 ・市場が世界的に低調だった2018年の下落率が極力小さいこと
を選定基準にしております。



経済ショックに強く、日経平均や ダウ/ナスダックの上下動をあまり気にしなくて良いポートフォリオに少しづつ変えて行く考えです。


本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。