森のそよ風のブログ

ゆっくり資産運用と、日常の記録

米国投資のアセットアロケーション


こんにちは。


今年も残り2週間ほどとなりました。
引き続き、新型コロナ感染のコントロールが世界中の課題となっていますね。


さて、今年の年初から資産運用を始めて来ましたが、これまでの試行錯誤をもとに、
自分の考え方を整理してみたいと考えます。


国内投資はまた日を改めて書くとしまして、今日は、米国投資について書いてみます。


振り返れば、方針が4段階で変わって来たように思います。


第一期: 開始時は、とにかく出来るだけ多くの配当を得たいと手探りで始めました。
     投資先は、高配当個別銘柄と超高配当ETFへの集中が目立っていました。
     AT&TやVZなどの 高配当銘柄と、SPYDなどの超高配当ETFを多く買い、
       通例で分散安定化のために、債券ETFも同時に買い付けました。
    
第二期: 投資額を徐々に積み増しながら、参考書や投資家のブログで知恵を足しました。
       先達の知恵で米国全体の経済成長を取り込むことが基本的に重要であると理解し、
       市場全体のVTIや、代表的優良企業500社で構成するS&P500 などの代表的な
     市場インデックスETFを買い、コアに持って来ました。
      インデックスETF保有は、確実性と分散性の両方に効果があると理解しました。


第三期: 夏頃から、NASDAQ指数が急成長しました。
    それまでハイテク銘柄には手を出していませんでしたが、コロナ禍対策として
     非接触技術である リモートワーク、ビデオ会議、映像配信、電子決済などが
     伸び、日常の業務や生活が ハイテクの恩恵無しに成り立っていないと理解し、
    一定の比率でQQQとVGTを新たに買いました。
    2000年のITバブル崩壊の記憶のせいで多少の不安はありましたが、コロナ後も
    情報技術は継続定着して活用されると考えるに至りました。
    一方で、第一期に買った高配当銘柄の内, 2,3の銘柄の値戻しが非常に遅く、
    それら銘柄の経済ショック耐力の弱さを意識し始めるようになりました。 
    経済ショックは数年サイクルで再び来ると考え、一部銘柄を手離し始めました。
    筆者が「一般銘柄よりも経済ショックに弱い銘柄を長期に保有したくない」との
    理由は、次の通りです。
    一つは精神力の問題。もう一つは、老後資金として生きている間に株式を全て
    現金化すると決めているので、現金入用時期が不況時の場合も当然に有り得る
    わけですが、そういった銘柄の暴落で大きな売却損を被るのは気分が悪いという
    単純な理由です。(更に何年か気長に待てば良いのでしょうが。。。)


    そういったことから、ボラティリティが低く分散の効いた良質のETFを探し、
    VIGやDGRWに着目しました。
    考え方を一階層増やし、今では VIGはポートフォリオの主要な柱になっています。



第四期: [市場全体の成長]、[リスクヘッジ]、[伸びる産業分野]、[堅調で底堅い銘柄の重視]
    という4本柱の基本的な考え方でポートフォリオの整理を考え始めました。
    一方、引き続き一定の配当は得たいと、含み益を続けている良好な個別銘柄と、
    底値圏で再購入した永年増配の大型個別株は、保有を継続しています。
    合わせて 地味ながら低リスクと判断できる ”好”配当の銘柄も少しづつ買い増し。
    将来も続きそうな方向感として脱炭素やESGも意識して、今後も微調整を継続。



四期を通して 自分なりにある程度固まってきた考え方を、絵にしてみました。(図1)
アセット・アロケーション方針は、4階建て構造の絵になりました。
資金配分については、あくまでも直感的な目標値であり、実際に下記の配分になっているわけではありません。またAT&T、VZ、BCE、VYMといった高配当銘柄も絵の中に表現したかったのですが、表現方法は継続課題です。



    図1:4階建てのアセット・アロケーション(米国)




ある程度落ち着いたら、(一定の買い増しは続けますが) ポートフォリオ構成としては
可能な限り放置できるようにしたいと考えています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。