米国株投資の セクター別損益率
こんにちは。
今日は、自分の備忘録を兼ねて、米国株投資における『セクター別の 評価損益率』を
レポートします。
期間は、初めて米国銘柄を買った今年2月上旬から、最近の7月27日までの通算です。
筆者の購入した銘柄の一覧は、数日前に投稿しました『米国株への投資状況の自己分析』
に掲載しております。
ただ、筆者保有の約30種の銘柄は、上記の期間内において買った時期がマチマチであり、同じ保有期間の変化を公平に比較したものではありません。かつ銘柄も、筆者が
選んだ銘柄に偏っています。つまり、下記のグラフを見て”どのようなカテゴリの株を
買えばリターンがベストか” ということが一概に言えるわけではありませんのでご注意
ください。
この分析の目的は、自分の買い付け方がどのように良かったのか、或いは良くなかったのか、ざっくりと分析を試みようというものです。
大体の傾向は掴めると考えています。 なお、配当は算入していません。
先ず、「リターン目的別」の 評価損益率(図1)です。
図1
【コメント】
・グロース個別株の成績が良いように見えますが、医薬品ベンチャー企業の株2種を
ごく少量買ったもので、たまたま今は値上がりしているという状況です。全体への
貢献は、株数が少ないために残念ながら小さいです。
・グロースETFは、ハイテク株の好調を反映して現時点では良い成績です。
主として、QQQ,VGT, MGKの値上がりによるものです。
・次に、市場インデックスETF(VTIと DIA)は コロナの一番底を乗り越えて手堅い結果
を出しており、低βセクターETFトリオ(XLP, XLU, XLV)も期待どおりです。
・高配当ETFは期待に反してまだ含み損を多く抱えています。2月上旬から数次に分けて
買ったSPYDの株価が戻って来ていないためです。高配当個別株も意外に不調ですが、
これは、通信機のシスコや カナダの通信サービスBCEが健闘するものの、AT&Tの回復
がほとんど進んでいないためです。ゆっくり待ちます。
・高配当銘柄が一旦大きく下落すると戻りに時間を要することを実感し、今後の教訓に
なりました。古い事業の銘柄として置いてけぼりになりそうな場合に、継続保有する
か、それとも損切するかは、配当率や更なる下落の可能性と相談して決めることになり
ます。
次に、同様の分析を「セクター別」に行ったものが、 図2 です。
図2
【コメント】
・生活必需品は予想外に好調です。貢献は、PEP(ペプシコ)、KMB(キンバリー・
クラーク = 日用品メーカー)と、ETFのXLPによるものです。期待以上の結果です。
・次はテクノロジー・セクターです。 テレワークを支えるIT製品や次世代通信5Gの普及
を期待する株価の上昇と考えます。
・ヘルスケアですが、筆者の主力は、ファイザー(米)とグラクソ・スミス・クライン
(英)です。ワクチン期待で業界が並行して買われるかと想定しましたが、製薬は競争が
激しいのですね。やはり、モデルナ(米)や アストラゼネカ(英)のようなコロナ・
対応先行メーカーを値上がり前にいち早く捕まえなければならないのでしょうか?
筆者にはそこまでの機動力はないので、現状のパフォーマンスで一旦OKとします。
・エネルギーセクターの損失は、原油価格の暴落の影響でしょう。
こうして見ると、その国の産業の状況の縮図が見えるように思います。
かつ、コロナショックを浴びながら、数か月でこの水準のリターンをもらたしていることに対して、アメリカ経済の底力を改めて感じます。大きな調整が入らないように、コロナからの本格回復を改めて望みます。
筆者としては、これらのデータを参考に、リスクを下げつつリターンの改善を図れる
ポートフォリオに今後調整して行きたい考えです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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