2022年8月末の資産運用状況
こんにちは。
2022年8月末の資産運用実績を、同 7月末対比で 整理して掲載します。
実際の金額については、筆者の勝手な都合により従来より省略させていただいております。どうぞご了承ください。
さて、この1か月の市場指数の変化は、7月末と比較すると下記の通りでした。
<市場指数>
日経225平均 : +1.0%
TOPIX : +1.2%
スタンダードTOP20 :+0.9%
東証リート指数 : +0.6%
NYダウ平均 :-3.6%
NASDAQ総合 :-4.0%
S&P500指数 :-4.1%
<為替レート> 円 対 1ドル
7/31:133.08円 ⇨ 8/31 : 138.94円(約5.9円、4.4%の円安)
【コメント】
・東京市場は、約1%の伸びとなりました。
・米国市場は、約▲4% 値下がりしました。
・米国は、FRBが 継続して利上げする強い姿勢を見せ、後半に大きく売られました。
1. 運用状況 (日米 8/31 終値ベース)
2020年春の投資開始以来の累計の運用成績は、前月比で下記の通りです。
(1) 総運用資産トータル (口座内待機資金を含むリスク口座資産の総計)
〇 現役運用銘柄の収益率:+21.0% (前月末:21.0%) 前月比 ±0%
〇 リスク口座資産の総額 (含む待機資金) の前月末からの増減率: +2.4%
(預貯金等他の金融資産との出入りはありません)
【コメント】
8月は、米国株を中心に新規購入や買い増しが例月より多かったことから、前月より相対的に投資元本が増えたため、国内で市場が値上がりしたにもかかわらず 「率」の計算上の交錯で現役運用証券の収益率は横這いとなりました。(一過性の現象です。)
現役運用部分の収益率に変化がないのに 待機資金を含むリスク口座総額の増加率がプラスとなっているのも同様の要因で、利益確定売りと新規投資が混在した場合などの計算上の入りくりのためです。
実際に運用の効果が出ているのかどうかは、(外部預金などからの新たな資金追加の無いという前提で) 待機資金を含めたリスク口座全体の資産総額の変化で見てゆく必要があります。
8月は、待機資金を含めた運用総残高が多少とも増えた状況で、米国市場の上下動の混乱にもかかわらず、全体としての成果は進展した状況です。
(円安の追い風の効果もあります。)
(2)国内運用
注★6月末から集計方法を変えております。
★ 株式やETFの配当は含んでおりません。
〇 25銘柄
〇 ポートフォリオ占有率:52%
〇 現役運用中証券の累計収益率:+23.9% (前月末:+22.8%) 前月比 +1.1%
〇 「待機資金含めた国内口座総額」の 前月末からの増減率: +1.7%
【コメント】
現役運用中証券の収益率は、市場インデックス変化と同程度の1.1%の改善となりました。
待機資金を含む国内運用口座総額の増加率が、現役運用証券の収益の上昇率を上回っているのは、利益確定売りと新規や買い増し投資 (率を計算する際の分母の増) が混在した場合の計算上の入りくりの結果です。
(3)米国株運用(含む米国債券)
注★: 配当金は、収益率には含んでおりません。
〇 28銘柄
〇 ポートフォリオ占有率:28%
〇 現役運用銘柄の累計収益率:+14.4% (前月末:+16.2%) 前月比 −1.8%
〇 「待機資金を含めた米国株運用資産総額」の 前月末からの増減率: +3.7%
【コメント】
米国株の主要3指数は 月の後半に失速し、$ベースでは前月末比で約▲4%の下落となりました。
筆者の運用パフォーマンスは不思議な結果となりました。
8月末時点での現役運用中部分の収益率は 前月末のそれと比較して ▲1.8%悪化しました。
これ自体は驚くべきことではありませんが、一方で、待機資金を含めた口座金額の総額は、3.7% 増加しました。
要因は、下記の2つです。
① ドル建ての米国市場指数は下落したが、一方で円安が予想を超えて更に進んだため、
円換算での口座資産総額は 待機資金(MMF+現金)分も含めて増加したこと。
② 8月は 既存銘柄の買い増しと 若干の新規銘柄の買い付けを進めましたが、
その買付金額は 7末時点での「運用証券評価金額」の約12%相当額で、例月より大きな
金額でした。そのため分母が増えて現役の収益率は勢い悪化したが、継続保有している
証券の運用成績は、市場インデックスほどは下がらなかったこと。
と考えられます。
出口を数年後に控え、今年の春より、計画的にグロース株比率を下げつつありますが、
ポートフォリオの主力の重心は、次第に下記のセクターに徐々に移りつつあります。
A: 連続増配セクター(配当貴族指数採用銘柄 等)
B: 「成長性」と「底値の固さ」が両立するセクター
例: 生活必需品セクター、 ヘルスケアセクター、公益事業セクター
C: 米国長期国債ETF
※ 長期国債ETFは、10年来の安値となり、6月~8月に底値圏を形成するに至りました。
更なる下落は、あったとしても 限定的と見て、グロース株売却資金を充てて
6月から今月にかけて 米国株総額の10%程度に相当する額を新たに購入。
いずれ債券価格は回復すると見込み、同時に EXIT時のP.F.の安定化を企図します。
(4)投資信託
注★: 分配金は、現役で運用する投信銘柄のみの分配金を含んでおります。
解約済み銘柄の分配金は、口座内の投資余力に含んでいます。
〇 17銘柄
〇 ポートフォリオ占有率:20%
〇 現役運用銘柄の累計収益率:+23.3% (前月末:+22.7%) 前月比 +0.6%
〇 「待機資金を含めた口座運用資産総額」の 前月末からの増減率: ▲3.9%
【コメント】
運用中証券の成績は微増です。 一方で、投信口座の総資産額は減少しました。
これは、含み益が 数十%ある銘柄を 一部利益確定して現金化した際に納税が発生し、
それが投資余力金額に反映されたためです。
あえて利益確定したのは、米国株を投資先とする投信の今後1年半程度の基準価額の推移
が不透明な状況のため。
もちろん全口数を売るのではなく、定石通り 含み益に相当する金額の口数のみを利益と
して確定現金化し、残りの部分(約6割程度) については 長期を視野に、引き続き継続して
運用してゆきます。
今後値下がりした場合には、利益確定で得た資金を使い 下がった値で買い直します。
下がらずに更に値上がりすれば、継続運用の部分の評価額が上がるため、それで良し です。
2.総括コメント
8月は、再び米国市場が波乱含みの展開となりました。
FRBは インフレ率が2~3%まで沈静化するまでは 引き締めをやめない姿勢を鮮明に打ち出しました。
今後の展開は、現在の水準を中心にして多少の上下動を伴いながら横這い傾向で進むのか、はたまた9月から年末にかけて2番底を示す展開となるのか、どちらの可能性も否定できませんが、明確には見通せません。今後1年半程度は不安定さが継続する可能性を要考慮です。
どちらになっても驚きませんが、下がったら下がったで既に準備はできている状況で、これまでの方針で対応する考え。
1ー(3)の A, B, C に示した「成長+底堅さ を兼ねる」セクターをコアとしたポートフォリオが奏功して欲しいと期待しています。
本日も最後までお読みいただきまして、大変ありがとうございました。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。