森のそよ風のブログ

ゆっくり資産運用と、日常の記録

雪の日のグランピング(後編)


こんにちは。


『雪の日のグランピング(前編)』の続きです。


二日目は、まず、笠間焼発祥の地と言われる「久野陶園」を訪ねました。


最初の写真1枚だけは、久野陶園再建のクラウドファンディングのホームページから
お借り致しました。(工場建屋の正面写真をうっかり撮りそびれたので。)


以下、当主の方の許可を得て筆者の撮影です。



斜面を利用して14房からなる大規模な本焼き用の登り窯です。
笠間市の文化財に指定されているとのことです。
一度火を入れると、5日から7日ほどの間、交代で寝ずの番で薪を焚き続けるそうです。


2011年の東日本大震災で この登窯は残念ながら損傷を受け、また後継者も一人しか居ないため修復のメドは立たないとのことです。
現時点では主に電気窯を使って焼き物製作しているとのことでした。


庭には見事な木蓮が開花を待っていました。



次に訪ねたのは、日動美術館が管理運営している「春風萬里荘」です。


この古民家は、北大路魯山人が住居としていた約300平方メートルの茅葺き民家を北鎌倉より移築し、「春風萬里荘」と名付けたものだとのことです。
「春風萬里」とは、李白の漢詩にある言葉で魯山人が好んで使っていたとか。


エントランスです。いきなり風情あるたたずまい。


内部に入ると立派な衣桁が迎えてくれます。
篆刻家、画家、 陶芸家、書道家、漆芸家と幾つもの顔を持つ芸術家・風流人の魯山人らしく、家具調度はどれも由緒ありそう。


絵画が施された襖と それを照らす行燈。



欄間額


見事な調度品の数々


本格茶室です。

水屋


茶室に亭外から入れる中門


そして茶室から見える庭が圧巻でした。
枯山水ですが、京都・龍安寺の石庭を模した庭園だそうです。
昨日降った雪が更なる風情を添えています。



魯山人が好んだという風呂


庭に出てみました。


池と流水が施され、回遊できます。


さて、春風萬里荘を辞去し、幾つかの窯元や陶芸家の作品を展示販売するショップに立ち寄ったあと、帰路につく前に 食器が素敵な焼き物だというレストランでランチ。
エントランスではフラワーアレンジメントが出迎えてくれました。


店内の雰囲気


テーブルへと案内されました。


前菜


メインの写真を撮るのをついうっかり忘れてしまいましたが、デザート。
器が凝ってますね。


レイト ランチをゆっくりいただき、雪の中のキャンプの余韻も覚めやらぬうちに、高速道で帰宅しました。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。