2021年11月末の資産運用状況
こんにちは。
オミクロン型コロナ変異株の登場と、労働力不足・供給制約・米国インフレの進行で、日米市場とも不安定な状態が続いています。
こういった中で、2021年11月30日までの資産運用状況を掲載させていただきます。
実際の金額については、筆者の勝手な都合により従来より省略させていただいております。
どうぞご了承ください。
さて、この1か月の市場指数は、10月29日と11月30日を比較すると下記の通りです。
<市場指数>
日経225平均 : ▼3.7%
TOPIX : ▼3.6%
JASDAQ INDEX :▼3.6%
東証リート指数 : ▼4.3%
NYダウ平均 :▼3.7%
NASDAQ総合 :+0.2%
S&P500指数 :▼0.8%
<為替レート> 円 対 1ドル
10/29:113.98円 ⇨ 11/30:113.13円 (約0.9円、0.75%の円高)
【コメント】
・日本市場は、変異ウィルスへの懸念と米国株安の影響で大幅に下落。 リートも不調。
・米国は、同じく変異ウィルスへの懸念と金融引き締め早期化懸念で、下落。
・為替レートは月間で、0.8%の若干の円高となりました。
1. 運用全体のサマリー
2020年春の投資開始以来のトータルの成績は、解約済株の損益を含めての累計で下記の通りです。
〇 2021年11月末時点 (対投資高比)累計収益率:22.8% (前月末:24.7%) 前月比 ▼1.9%
〇 2021年11月末時点の「収益金額の絶対値」の 前月末からの増減率: ▼8.0%
★上記の収益金額は、含み益+投信分配金です。株式/ETFの配当は含んでいません。
★ 解約済株/解約済投信の売却損益を含んでおります。
【コメント】
収益は、引き続きのコロナ影響と金融引き締め懸念により前月末比で低下しました。
以下に、個別のカテゴリーについて変化を報告します。
個別の一つひとつのカテゴリー(2項~6項)については解約済銘柄の損益を含めておらず、
「最新のポートフォリオ構成」での値とご了解ください。
(解約済株については、7項「解約勘定」 に集約しております。)
2.国内株式 20銘柄
・ポートフォリオ占有率 約 35%
・累計投資高比収益率 :12.1% (前月:16.1%) 前月比 ▼4.0%
・収益金額「絶対値」の前月末からの増減率:▼26.2%
★いずれも配当は含んでいません
★ 解約済株の損益は含まず現役保有銘柄のみ対象。 以下6項まで同様です。
【コメント】
国内投資は、絶対金額ベースでの含み益を約1/4 減らしました。(配当は別です。)
年間配当利回りの平均を3.5%とすると、今月の含み益減で概ねその分を吹き飛ばした計算となりました。国内運用は、引き続き非常に難しいと感じています。
3.REIT 5銘柄
・ポートフォリオ占有率: 4.0%
・累計投資高比収益率 :10.2% (前月:16.5%) 前月比 ▼6.3%
★いずれも配当は含まず
【コメント】
保有する国内リートは極めて不調です。
4.米国株式 27銘柄
・ポートフォリオ占有率 27.9%
・累計投資高比収益率 :31.7% (前月:33.6%) 前月比 ▼1.9%
・収益金額「絶対値」の前月末からの増減率:▼8.0%
★いずれも配当含まず
【コメント】
ダウ平均とS&P500指数の 中間程度の下落幅となりました。大きく下げずに済んだのは、主力のETFの一角を担う MGK や QQQが 11月に関しては支えてくれた状況です。
5.外国債券 5銘柄
・ポートフォリオ占有率 4.6%
・累計評価収益率 :6.5 % (前月:6.7%)
★いずれも配当含まず
【コメント】
長期金利の高止まりにより、既発債が大部分を占める債券ETFは引き続き値下がりしました。
6.投資信託 17銘柄
・ポートフォリオ占有率:27.9%
・累計投資高比収益率:18.1%(前月:20.5%) 前月比 ▼2.4%
・収益金額「絶対値」の前月末からの増減率:+2.4%
注★ 収益金額=含み益+累計分配金
★過去に解約/損益確定した投信の損益は、第7項に移管しております。
【コメント】
追加投資のために累計収益率が若干下がってはいますが、この難しい月間で収益金額の絶対値が増えたのは健闘したと考えています。
定期積立て以外に、先月までの押し目下落時に要所要所で買い増ししたことが、効果を出していると考えます。
7. 解約済勘定
運用開始から通算した解約済銘柄の累計損益率(投資高比の確定損益率)は、
+4.0% となりました。 (前月末:3.6%)
(勘定がプラスなので 利確が損切りを上回っている状況です。)
【コメント】
キャッシュポジションを増やすために日米銘柄の利確解約をしたため、解約勘定の損益は若干の改善を見ました。
【補足】
解約済銘柄の確定損益は、1項サマリーの全体損益の計算の中に含めております。
8.総括コメント
国内については、今日 12/7は たまたま上昇しましたが、年末から来年年明けのスタートにかけて日経平均が3万円に戻せるかどうか、不透明感は続いています。
国内投資は、ボラタイル (値動き不安定) な中小型銘柄は殆ど売却しましたが、年末前後に更に絞り込むかも知れません。
長期での日本の経済成長は期待できないので、キャピタルゲイン期待の運用からは原則的に撤退方向です。(運用リスクが高い。)
基本的には、「好配当・株価は長期で横這い以上の緩上昇」を選定条件とする経営堅調大型株 (資産株) で固めて、来年からは放置したい考えです。
筆者もいずれは何割かを換金する時期が必ず来ますので、累積配当収入を帳消しにしたくないので、株価が下がりにくく経営に定評のある「大型株」だけとして固定する考えです。
「米国株投資」と、(対象が米国中心の)「投資信託」については、ウィズコロナの試練を乗り越えて、引き続き経済成長が期待できるため、分散を加味した安定成長のETFを中心にポートフォリオを構成し、「投資効率」が高いことが実証できている『堅調成長×増配×再投資』によるトリプル複利運用での資産形成に集中して行きます。
今朝の経済ニュース (モーニングサテライト)で、「FRBの金融引き締めと米国株価の堅調成長は両立可能だ」との話が出ていました。
ただしそれは、インフレが経済を混乱させてから追い込まれて貸出し金利を上げるのはダメで、むしろ先手先手で適度に引き締めて、早い段階で生活を混乱させる悪い高インフレを退治することが条件だ、との見解が出ていました。
貸し出し金利の推移と 米国株価推移の歴史的ヒストリーを見ても、経済と生産活動が元気であれば、数%程度の金利水準までならば、悲観的になる必要はなさそうです。
FRBパウエル議長は比較的早めに手を打つタイプと思われるので、後手に回らないように、また想定外のサプライズとならぬよう、うまく立ち回って欲しいところです。
本日も最後までお付き合いいただきまして、大変ありがとうございました。
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