2021年9月末の資産運用状況
こんにちは。
国内の新型コロナの新規感染数が全国的に大きく減少し、行動制約は一気にではなく段階を踏んでの緩和方向ではありますが、10月1日から緊急事態宣言と蔓延防止処置が全面的に解除となりました。
一方で、世界では東南アジア等を中心に感染の収まりのメドがつかない地域も多く、また、米国ではワクチン接種の伸び悩みから雇用状況が十分に好転せず、人手不足の人件費高騰で諸物価が高騰し、経済の正常化への霧は まだ晴れていません。
こういった環境の中、2021年9月30日までの資産運用状況を掲載させていただきます。
実際の金額については、筆者の勝手な都合により従来より省略させていただいております。
どうぞご了承ください。
さて、この1か月の市場指数は、8月31日と9月30日を比較すると下記の通りです。
<市場指数>
日経225平均 : +4.8%
TOPIX : +3.5%
JASDAQ INDEX :+2.1%
東証リート指数 :▼3.3%
NYダウ平均 :▼4.3%
NASDAQ総合 :▼5.3%
S&P500指数 :▼4.8%
<為替レート> 円 対 1ドル
8/31:110.02円 ⇨ 9/30:111.27円 (約1.25円、1.1%の円安)
【コメント】
・日本市場は、新内閣の政策期待で月初から大きく上昇。中盤から下げるも月間では上昇。
・Jリートは、大きく下落。
・米国は、インフレ進行で長期金利が上がり、株価は大幅下落。
・為替レートは月間1.1%と 大きく円安進行中。
1. 全体のサマリー
投資開始以来の全体の成績は、解約済株の損益を含めての累計で下記の通りです。
・2021年9月30日時点 (対投資高比)累計収益率:20.2% (前月末:20.1%)
・2021年9月30日時点の「収益金額 絶対値」の 前月末からの伸び率: +2.8%
(上記の収益金額は、含み益+投信分配金です。株式/ETFの配当は含んでいません。)
【コメント】
対投資高の収益率は、前月から(0.1%の微増で) 実質的に横這いでした。
要因としては、円安がプラスに作用したものの、国内株の上昇と米国株式/ETFの大幅下落 が相殺となったためです。
以下に、個別のカテゴリーについて変化を報告します。
個別の一つひとつのカテゴリー(2項~6項)については解約済銘柄の損益を含めておらず、
最新の保有ポートフォリオ構成での値とご了解ください。
(解約済株については、7項 に集約しております。)
2.国内株式 34銘柄
・ポートフォリオ占有率 約 41%
・累計投資高収益率 :16.6% (前月:14.2%)
・収益金額の絶対値の伸び率(前月比):+15.0%
★いずれも配当は含まず
※注:解約済株の損益は含まず現役保有銘柄のみ対象。 以下6項まで同様です。
【コメント】
月前半に、次期内閣への期待で全般的に上昇したことで、含み益増となりました。
これから年末にかけて、米中の経済状況にどの程度の影響を受けるか、注意深く見て行く必要があります。
3.REIT 5銘柄
・ポートフォリオ占有率: 4.9%
・累計投資高損益率 :14.2% (前月:16.8%)
・収益金額伸び率 前月比:▼15.4% (大幅低下)
★いずれも配当は含まず
【コメント】
リートは世界的に軟調な状況です。
4.外国株式 29銘柄
・ポートフォリオ占有率 24.3%
・累計投資高比収益率 :23.9% (前月:32.1%)
・収益金額の絶対値の変化 前月比:▼19.9%
★いずれも配当含まず
【コメント】
投資高比の累積収益率が8.2%低下し、軟調です。
要因としては、中国恒大集団 経営危機の影響とインフレ懸念で長期金利が上昇したことで、株式市場から資金が流出したことに尽きます。
5.外国債券 5銘柄
・ポートフォリオ占有率 6.0%
・累計評価損益率 :5.0 % (前月:4.8%) ほぼ横ばい
・収益金額伸び率 前月比:+3.4% (微増)
★いずれも配当含まず
【コメント】
債券ETFのドルベース価額も下がりましたが、為替レートの変化で概ね相殺された状況です。
6.投資信託 13銘柄
・ポートフォリオ占有率:23.6%
・累計投資高比損益率:14.9%(前月:18.0%)
・収益金額の伸び率 前月比:▼12.1%
注★ 収益金額=含み益+累計分配金
(過去に解約/損益確定した投信の損益は、第7項に移管しております。)
【コメント】
保有する投資信託は米国株と海外株への投資比率が高いため、米国市場低落の影響を大きく受けました。
しかしながら「米国&海外株」以外に、「日本株」,「債券」,「バランスファンド」に意識的に一定程度を振り分けて保有しているため、米国株/ETFよりも緩慢な下落で食い止まった状況です。
なお、月中旬の大きな押し目で若干の買い増しを行いましたので、回復局面にて増益効果を期待します。
【補足】
投信全体の投資収益率が前月末比で 18.0% → 14.9% と、3.1%低下するなかで、
セゾンバンガード・グローバルバランスファンドが、同 9.4% → 8.6% と、0.8%の微小な低下で済み、安定しているという同ファンドの定評を裏付ける動きとなりました。
7. 解約済勘定
運用開始から通算した解約済銘柄の累計損益率(投資高比の確定損益率)は、
+3.7% となりました。 (前月末:2.0%)
(勘定がプラスなので 利確が損切りを上回り、かつ解約益が増えた状況です。)
【コメント】
日本株がピークにあり かつ米国株価も比較的高かった 9月初旬から中旬にかけて、
利益確定の解約を進めた結果です。
【補足】
解約済の確定損益は、1項サマリーの全体損益の計算の中に含めております。
8.総括コメント
9月は、投資収益率の変化が +0.1%、収益金(含み益+投信の分配金)の絶対額が +2.8%と概ね横這いとなりましたが、収益減に至らなかったのは、円安に助けられた要因が大きかった状況です。
ここで、収益金の絶対額:+2.8% の要因を改めて分析しておきます。
〔収益減要因〕・リートの収益減 ▼0.8%
・米国株 収益減 ▼8.6%
・投信 収益減 ▼3.9%
〔収益増要因〕・円安によるリカバリー +3.2%
・日本株 収益増 +4.6%
・解約銘柄の利益分 +8.3%
-----------------------------------------------------------------
合計 +2.8%
★ 米国株下落のインパクトが大きいです。
円安がなければ、全体で収益の減少になっていた状況です。
さて、これから年末にかけて、あるいはその先ですが、アメリカの経済がコロナ感染から概ね抜け出して雇用も回復しインフレ率が収まって来るまでは、影響を受けやすい日本も含めて、まだまだ不安定な動きが続くものと想定します。
10月末の月次決算報告がどうなるか、非常に気になるところです。
コロナ後の金融緩和に支えられた相場が業績に裏付けられて安定して来るまでには、少なくとも更に半年は要するものと推定します。
本日も最後までお付き合いいただきまして、大変ありがとうございました。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。