森のそよ風のブログ

ゆっくり資産運用と、日常の記録

米国の高値警戒感


こんにちは。


米国市場でダウ平均とS&P500指数が 新高値を更新して今週末の取引を終えました。
ナスダックも7/7(水)に史上最高値が更新されました。
 
米国に投資されている投資家の方々で、今日現在 過去最高益という人も多いと思います。


日経平均の年初来は 僅か1.8%の上昇で 要するに横這いなのに対し、米国S&P500指数の年初来の上昇率は既に+16%を超え、過去30年のS&P500の 年平均リターンは +10%と言われていますから、半年で16%以上の上昇は もはや「高所恐怖」さえ感じてしまいます。


株価の妥当性を測る指標として『バフェット指数』というのがあるそうで、上場株式の時価総額を国の名目GDPで割って算出するそうらしいですが、それが「218%」に達しているというのです。
その国の株価の時価総額は国のGDPに連動すると言われていて、バフェット指数が100%を超えると「割高」とみなされるらしいので、218%というのはとんでもなく割なんだとか!


それでなくても今週は値動きが非常に激しく、木曜日に突如1.1%下げたかと思うと、翌金曜日には その下落を取り戻すどころか それ以上に上昇して驚きました。
木曜日の下げは すぐ自力反発で取り戻しましたが、この次は、何かの経済指標の発表か 連邦機関の高官の発言をきっかけに、数パーセントを超える本格的な調整が来るのではないかと気を揉みます。


ということで、筆者も警戒感を持ったので、PER ÷ [PEG Ratio] の大きい銘柄(その数値が概ね "20"以上)の下記銘柄を 一部利益確定売りする注文を、本日出しました。


・ABBV   1/3 解約
・ASML   1/2 解約
・MSFT   1/3 解約
・ETSY   1/3 解約
・QQQ    1/4 解約



半導体製造装置のASMLのPERは54.3もあり、PEGレシオの1.47で割っても まだ36.9 あるので、半分 利益を確定させます。
またQQQは ETFなのでリスクは個別株より遥かに小さいですが、値上がりで保有占有率が上がって来ているので、リバランスを兼ねて減らします。
手元に戻った資金は、上下動が個別株より穏やかで 長期成長視点で着実な 全世界株式インデックス投信などの購入かな。


QQQが いずれ もしも下落したら、改めて下がった価格で買うのも良しですね。
堅調銘柄の 1/2利確売却とか 1/3利確売却は、売却後に株価が上がったら継続保有株の含み益が上昇して嬉しいし、大きく下落したら、落ち着いた頃に安値で買い増し再参入するという選択肢があり、どっちに転んでも利点が享受できる「両面待ち」の良い方法ですね。



本日もお付き合いいただき、ありがとうございました。