森のそよ風のブログ

ゆっくり資産運用と、日常の記録

ナスダックが大幅安


こんにちは。


今日は こどもの日ですね。
ゴールデンウィーク休暇も今日までという方々も多いのではないでしょうか?


さて昨夜はNASDAQが1.88%下げと、大幅安となりました。
米ダラス連銀のカブラン総裁が、「コロナ終息後の経済回復見通しは予想より強く、年末までに2.25%の物価上昇(インフレ)を想定している。」と発言し、テーパリング協議に前向きな姿勢を示したことから近々の金融緩和縮小の憶測が強まり、高成長株が主力のナスダックが大幅に値を下げたと考えられます。
ダウも現地午前中は1%強下げましたが、午後に買い戻され、終値はほぼ横這いでした。


昨夜は、
 ダウ:+0.06%、 ナスダック:▲1.88%、  S&P500:▲0.67%
となりました。
筆者のポートフォリオは、▲0.48% でした。


ここ数日の米市場は出入りが交錯する不安定相場ですが、筆者のポートフォリオは最近は下げ局面でもSP500ほどには下がらず、ポートフォリオ調整が功を奏してか、気持ちが楽な状況です。



さて、この株価の足踏み状況をコロナ後経済回復の前の押し目と捉え、この1週間でマイクロソフト、XLV-ETF、JNJ、TSM、VIG-ETF を 少量ずつ買い増しました。


補足ですが、TSMは4月に一部を利確で売却しましたが、結果的に その売却価格と ぼぼ同じ値段で 半数を買い戻した形になりました。背景は以下の通りです。
TSMC生産拠点の米国アリゾナ州進出は既にトランプ政権時代から報じられていましたが、最近その詳細が次第に明らかになり、上記に加え、何と同じアリゾナ州内で更に追加で5か所の工場建設が計画されているそうです。
大きなリスクテイクですね。企業の背後で米国政府と台湾政府の ”壮大な国策” が働いていると思います。


TSMCについては、2月下旬~3月初旬にハイテクセクターが全般的に下げ、その後 他の半導体株が好調を取り戻していたにもかかわらず、TSMCだけが大陸からの軍事圧力によるカントリーリスクが投資家に意識され、値戻しに手間取っている状況にあります。
しかしながら筆者は、TSMCは上記の米国6工場建設の計画実行によって、いよいよ多国籍企業化するとの戦略を読み取り、買い増しすることにしました。
インテルも大規模投資で受託生産事業に進出すると報じられていますが、米国ハイテクシステム産業向けの半導体サプライは、TSMCとインテルの2大体制で支える米国の国策が鮮明になったと考えます。



さて昨日の NASDAQ, S&P500 下げが気になりますが、ここ1週間の上記買い増し株の成績は以下のとおりです。


            追加購入単価($)     5/4終値($)
マイクロソフト        255.58                247.79 
XLVヘルスケアETF             121.99                122.84
Johnson & Johnson           163.6                  167.77
TSM(台湾半導体)               115.00                  115.36
VIG連続増配銘柄ETF           153.51                 154.38



株価が足踏み中の米国相場ですが、マイクロソフト以外は堅調です。
マイクロソフトは増収増益基調でありながら投資家の期待があまりに過大であったことから値を下げましたが、長期に伸長している企業であり、大局的には懸念は感じません。


日本株を縮小売却した原資以外は、筆者の投資余力は ほぼ枯渇しつありますが、投信の積み立てと小さな買い増しは、売却からの資金と米国配当を活用して可能な限り継続する考えです。



本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。