不安定な地合いを脱出?
こんにちは。
今日 3月26日の東京市場の終値と、前日 (3/25) の米国の終値は、久しぶりに日米揃って比較的堅調な回復を見せました。
出入りの不安定な地合いは3月19日頃から1週間弱続きましたが、今日 比較的落ち着いた上げに転じたのは、米国ハイテク株の上げ過ぎに対する「ガス抜き」が相当程度進んだこともあると思います。
この先、一時的に若干の追加ハイテク調整はあるかも知れませんが、大幅には無いと思っています。社会における情報技術産業・ソフトウェア産業の重みが2000年や2007年同時とは全く異なりますから。次回大幅に下げる際は市場全体になるでしょう。
経済環境的には、FRBが2023年までは金融引き締めをしないと発言したこと、米国長期金利が高止まりながらも落ち着きを見せていること、米政府のワクチンの接種加速化の方針などが好材料ですが、一方で、変異株ウィルス感染の拡大や 米中朝等の国際関係の更なる緊張化、景気回復に必須の半導体の供給不安・逼迫が主要な製造業の足を引っ張っていることなどが挙げられます。
改めて今日は、筆者の運用評価額が久しぶりに日米揃ってプラスを示してくれました。
3月26日の終値ベースにて、保有銘柄の勝率や銘柄の騰落を記します。
<日本株>
・勝率:85%
・主な上昇銘柄:
投資法人みらい:4.2%、富士古河E&C:3.2%、アイカ工業:2.9%。積水ハウス:2.4%
KDDI:2.1%、ライト工業:1.8%
・主な下落銘柄:
NECネッツエスアイ:▲2.5%、 日本SHL:▲0.64%、 東計電算:▲0.56%
<米国株>
・勝率:78%
・主な上昇銘柄:
BOH:2.3%, XLI:1.6%, NGG:1.4%, TSM:1.4%, VBK:1.3%, VYM:1.2%
・主な下落銘柄:
MSFT:▲1.3%, ENB:▲0.38%
<投資信託>
・勝率:35%
(銘柄数ベースの勝率は低いですが、評価額は-0.07%とほぼ横ばいです。
投信は市場変動の基準価格への反映が一日遅い為、評価の上昇は明日の予定。)
やはり日米ともに上がるのは、気持ちが良いですね!
最近の買い増し銘柄について
筆者の最近の買い増しの傾向です。
① 未保有個別株の新規購入は、ほとんど見送っています。
② 買い増し銘柄を、下記の考え方に沿って集中させている。
《日本》現保有銘柄の中で、コロナ後のチャートの上下動が小さく、安定的に
ゆっくりと上昇している銘柄。(短期筋の材料ではないと思われる銘柄)
例:上場豪州リートETF、 富士古河E&Cなど。
《米国》現保有銘柄の中で、インデックスETFか、下落しにくいETF銘柄。
例:VOO(または相当投信)、VIG、VYM、XLP 等
最近は特に、個別株の 不安定な値動きを見ることに疲れて来ました。
よって、そういった不安定な銘柄を切り離し、地味な堅調株や堅調ETFに絞って買い増ししています。
米国投資では、ETFのXLPを最近まとめ買いしました。XLPは生活必需品セクターの約30厳選銘柄を集めたセクターETFで、景気連動係数:βが0.59と小さめです。(景気影響が少ない。)
5年/10年の年平均リターンは7~11%程度です。長期の年平均リターンが13~16%のVOOには及びませんが、標準偏差やソルティノ・レシオ(下落時偏差)は、VOOより優れています。
また生活必需品セクターは25年以上連続増配の配当貴族銘柄を多く含んでいる上、J&JやWalmart などの個別株を個別に買うよりもリスクが小さいと考え、押し目でこのETFをまとめ買いしました。以前の筆者のポートフォリオ分析で、安定化に貢献していることも確認しているので。
配当も安定的に約2.5%を取れるのも好材料です。
これを、VOO, VIG, QQQ, VYM/HDV, BCE(配当目的のレンジ銘柄) をコアとする筆者のポートフォリオにおいて、配当の取れる安定なサブコアと位置づけて継続保有する考えです。
今後とも、運用ポートフォリオの更なる安定化に努めます。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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