森のそよ風のブログ

ゆっくり資産運用と、日常の記録

シスコ・システムズ株の売却


こんにちは。


ずっと保有していたシスコ・システムズ(CSCO: 以下 シスコ)の株を全て売却しました。


シスコは、インターネット通信や 業務用データ通信網の構築に不可欠な ネットワーク機器・サービスを提供するメーカーで、この分野では世界最大の企業です。
IT/インターネットの興隆期であった2000年3月には一時、時価総額が世界一となりました。

最近の売上高は、年間で約50 Billion$(約5兆6000億円)ほどです。
なお、食品のシスコ(SYY)と名前が似ていますが、全く関係はありません。



筆者はシスコ社の株を、運用開始からほどなく、昨年のコロナ大底の直後の3月26日から3回ほどに分けて買い付けました。




この会社とは、現役時代に勤務していた会社で仕事上の縁がありまして、ある製品分野では取引先(調達先)会社であり、別のある製品分野では「ライバル」という関係にありました。


アメリカで勤務していた時期には、シリコンバレーのサンノゼ(カリフォルニア)のシスコ本社を、商談や技術的な打ち合わせで 数回に渡って訪問したことがあります。
巨大な会社で、サンノゼのタスマン・ドライブという通りには、下の写真のようなシスコ社のビルが、通りに沿って 両側それぞれに十数棟が立ち並び、車で行けども行けども見渡す限りシスコビルという景色には度肝を抜かれました。




そういった縁から、投資の対象として改めてCSCOに目が留まり、配当も良かったことから購入したものです。


去年のコロナ後に回復ピークの48ドルを付けましたが、8月に 年度末決算見込みのガイダンスが良くなかったことから売り込まれ、一時秋には35.7ドルまで値を下げました。


2021年に入り3月になって49ドル前後まで値を戻した結果、含み益が15%ほどあったので一旦 利益確定することにしました。
思い入れのある銘柄ではありますが、成熟企業化しつつあり、株価チャートもBOX化の様相が見られます。 
BOX銘柄や高配当銘柄購入時の定石手段である「安値圏買い」を できているわけではなく、また、ソルティノ・レシオが必ずしも良くないことから、このタイミングで利益を確定させる判断をしました。


しかしながらシスコは、遠隔ビデオ会議/遠隔教育クラウドサービス等でも成果を上げており、成熟企業として引き続き堅調な事業運営が続くと見ています。

BOXの下部に来れば、改めての保有もありですね。


本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。