森のそよ風のブログ

ゆっくり資産運用と、日常の記録

投資信託との出会いと、初期の購入銘柄


こんにちは。


投資信託との出会いと、運用開始初期の購入銘柄について、備忘録として振り返ってみたいと思います。


最初の出会いは、今からおよそ15年ほど前でした。
1回目のアメリカ勤務を終えて帰国したときのことです。
アメリカ勤務中は給与はUSドル($)で支払われ、現地の銀行(現在のBank of America)に振り込まれます。
日本には留守宅を保有しており、家計上の理由で、アメリカから日本の銀行に送金する必要も想定されたため、外国為替取引が可能な(日本の某)銀行にドル預金口座を開いていました。


無事に任期を終えて帰国した際に上記の銀行を訪れ、住所変更などの事務手続きを終えたあと、お決まりのように窓口で投資信託の購入を勧められました。
「勤務中にためた貯金で少し運用するのもいいか。」と軽い気持ちで、担当員に勧められるがままにある投信を買いました。今となっては忘れましたが、百数十万円だったと思います。
しばらくして基準価格が下がり始め、更に日にちが経って含み損が20万円を超えたところで、もはや耐えられなくなり、全額を解約しました。
今思えば、当時は金融リテラシーが全くなく、もちろん投資など全く経験がなく、目論見書もろくに読みくだせない状態でした。


その後、ニュースなどで、高い購入手数料や買い替えを頻繁に勧める投信商法に世間の批判が出始めていて、筆者の中で投信に対する不信感が高まるのは時間の問題でした。
上記の20万円の損害以来、投信や株式には一切関わりませんでした。


勤め先で定年の年齢も過ぎ、金融庁から老後2000万円問題のレポートも出て、高齢者と呼ばれる時期も近づき、老後資金(特に、介護状態になったときの施設費や介護費)が気になるようになって改めて将来的な費用と資産価値について検討・勉強してみました。安全資産と考えて来た預貯金には、年率 約▲0.5%(~▲1%)の 「物価上昇+消費税改定」による実質価値の目減りリスクがあることを認識し、何らかの安全な運用をしてみようかと考え始めていました。 それが2020年の正月前後の時期でした。


その後、コロナでダウ平均が15%ほど下がった段階で、この下げで始めるチャンスかと考え、リターンとレーティングの高かったアライアンス・バーンスタイン米国成長株投信を買いました。それが15年ぶりに買った投資信託でした。
今思い出せば、非常にドキドキしながら買ったものです。


その後、もう少しリスクの低い米国株投信はないかと考えていたところ、たまたま知人との話の中で投信の話になり、知人曰く「健全分配金の出る投信がお望みなら"配当貴族"というのがあって、上昇はS&P500ほどではないけれど、2018年末の下落時もS&P500より下げも少し小さく、今コロナで安くなったから買い時と言えば買い時だね。」と教えてくれ、目論見書を読んで高成長でなくても連続増配の堅調銘柄群ならばリスクもマイルドかなと考え、買いました。約定日は、コロナの大底から2日後くらいだったと記憶。幸運でした。
その後配当貴族は順調に含み益が増加。コロナ底からの急回復のお陰だから当然だろうと思い、ある程度ショックが落ち着いた5月の末に、別の証券会社で配当貴族を改めて買ってその後観察していますが、つい先日の2月下旬~3月上旬の米国市場下落局面も穏やかに乗り切って逆に含み益が増加。最近では、GAFAなど高成長銘柄を含んでいて去年の夏の8月いっぱいまで急成長した「アライアンスバーンスタイン」を、(元本金額はほぼ同じなのに)含み益の金額で大きく逆転するに至りました。


上記の2銘柄は、筆者の運用を力強く牽引してくれたので、思い入れが強いです。
アライアンスバーンスタインは信託報酬も高いので、この先 評価額が横這いが続くようならば、将来的には解約することもあり得ます。


さて、最近では、こういった"株式中心の投信"だけを保有するのではなく、株式の不調時にその含み益の減少を緩和してくれ、トータルで継続保有することが精神的に楽になるような、更なる安定な投資信託を追加して、その比重を上げたいという気持ちが強まっています。そういった流れの中で、個別の株式はいずれもう少し減らすかも知れません。


このような投資信託との付き合いの経緯で、前号のブログに書いたラインアップとなっています。基本的には長期保有に値すると考えた選定です。


これらを地道に育て米国のインデックス系ETFとセットで、たまに眺めるだけであまり手がかからず、でこぼこある年も平均して年率平均で8~10%の成果を上げられれば御の字かなと考えている次第です。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。