投信の積み増しが順調に発進
こんにちは。
資産運用において、一部の国内中小型の個別株のリターンがなかなか思うようには出ていないため、中小型をある程度処分し、その資金で手堅いと思われる投資信託銘柄を買い増しております。
このような一部縮小の判断に至った要因を、下記のように整理しています。
①日経平均が好調の中で、保有した中小型銘柄の約半数の値動きが不安定で若干の含み損状態が継続していた。
(1,2年後には花咲く可能性はあり、そういった好事業の銘柄を選んだつもりですが、他方で上昇の保証は無く今後筆者の管理能力も低下してゆくため、安全運用を優先しました。なお、売却後の一部の資金で中小型株の投信を買い増しました。)
② ある個別銘柄の保有占有率が高過ぎて、その株価の上下動が運用全体の成績を左右していたため、その銘柄の保有の半分を売却しました。
③ 更に根本的な理由として、日本のマクロ経済で今後のGDP成長に必ずしも明るい見通しをイメージできなかった。(国内での運用比率を下げる必要を以前から感じていました。)
上記のような理由から、国内運用の個別株の一定割合を売却し、その資金をある基準で選択したリターンが安定して良さそうな「投資信託」に振り向けました。(買い増しと新規購入)
(一部の資金は、米国ETFにも振り向けています。)
以前から保有していた投信も含めて、本日は、主要運用の投資信託の最近状況を備忘録として中間集計してみたいと考えます。
カテゴリ毎に分類し、実際の運用金額は勝手ながら省略させていただき、運用状況を期間とトータルリターン率で整理します。
(トータルリターンは、評価益と分配金を含みます。)
それぞれは少額ですが、パフォーマンスと下落時の耐性のテストを兼ねて、試しています。
(1)市場インデックス投信
平均運用期間 トータルリターン率
①eMAXIS slim 米国株式(S&P500) 6か月 17.1%
②eMAXIS slim 全世界(除く日本) 0.5か月 4.1%
(2)米国成長株式投信
①アライアンス・バーンスタイン米国成長株式 12か月 36.3%
②未来の世界(ESG) 4.5か月 14.3%
(3)米国連続増配株式投信
①米国株式配当貴族(年4回決算) -1 12か月 54.8%
②米国株式配当貴族(年4回決算) -2 7か月 22.8%
(①②は同じ投信ですが、異なる金融機関で購入しております。)
(4)日本の中小型成長株式投信
①ジャパンオーナーズ 6か月 14.3%
②企業価値成長小型株F 6か月 11.1%
(5)Jリート投信
①Jリートファンド(三井住友トラスト) 0.5か月 0.8%
(6)バランスファンド
①楽天みらいファンド 6.5か月 7.9%
②セゾンバンガードバランス 5か月 8.5%
(6)将来のEXIT(定期取崩し) 試行テスト用 (あえて特別分配金の出るタイプを保有)
①財産3分法ファンド 9か月 11.5%
②J-REAT・リサーチ・オープン 1週間 2.4%
<★以前から特別分配金を出して基準価格を下げていた銘柄が、直近で(分配金を同じように出しながら)
基準価格を上げている現象は非常に興味深いですが、リートの回復効果と見られます。>
-------- 総トータル --------
〇投資信託全体の累計損益率(除く分配金)・・・・・・+15.2%
(2月末の定期決算での投信の損益率が+12.8%でしたので、その後 良化しています。)
2月下旬から3月上旬に至る東京市場やナスダックの下落を乗り越え、幸いにしていずれの投信も評価益が出ている状況です。
少額づつですが、カテゴリによっては2銘柄設け、今後のパフォーマンスを点検して行く考えです。
<所感>
運用期間の異なるものを一律に比べることは適切ではありませんが、それを承知であえて上記を保有月数で割った単純月平均のリターン率で比較してみて、次のような印象を持ちました。
株式100%型ファンドで 着実で底力のある投資対象は、
・米国インデックス、世界インデックス
・米国配当貴族指数
と感じています。
また、バランス型ファンドでは、(投資ブログ界隈では評価と批判の両論ありますが)セゾンバンガードバランスFの実力は流石だなと、個人的には感じるに至っております。
全体としては、選定した投資信託は、個別株ほどの不安定性がなくシニアとしては安心感が増しております。
これを当面運用し、状況を観察したいと考えます。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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