森のそよ風のブログ

ゆっくり資産運用と、日常の記録

今後の投資のスタイルについて


こんにちは。


今日は、筆者のこれからの投資のスタイルについて、徒然に書いてみたいと思います。


株式や債券・リート等で資産運用する投資家の投資スタイルは、人それぞれ千差万別だと思います。
それでも、エイやっと、大雑把に2つに大別すると、
 A型:配当重視型
 B型:キャピタルゲイン重視型
に分けられるのではないでしょうか?


もちろん個々人について言えば、夢の配当生活が可能で評価額は気にせず100%丸々A型と言う人もゼロではないでしょうし、デイトレーダーで100%B型と言う方も多いと思いますが、現実には、『重心の7割は配当で、残り3割はキャピタル志向』のミックスという方々も少なくないでしょう。


では自分自身はどうなのか、と考えてみました。
AかBの片寄せではなく、あえて言えば半々。



さて、A型に好まれる典型的な銘柄は、
 ・通信株
 ・(ゼロ金利政策以降の)メガバンク
 ・大手の保険や 大手商社
 ・大手の金融リース会社
などが挙げられるでしょう。


B型銘柄は ざっと二手に分かれ
 B1:大手の値がさ高成長株(例:日本電産、キーエンス、ファーストリテーリング等)
 B2:中小型の将来期待株 (例:様々ありますが、割安で買い易いです。)



筆者の これまでの傾向は、「A+B2」 です。
B1は単価が高いので、個別株の形では(リスク分散で)複数を持つことが難しいためです。


かと言ってB2型が順調ということはありません。筆者はB2タイプを2桁の銘柄数を保有しておりますが、Aの配当株も合わせた全体のポートフォリオの成績としては、日経225に付いて行くのは流石に難しいとしても、TOPIXにもいくぶん劣後する期間も多く、いささか不本意な状況です。


個別に見ると、中小型株は短い期間での値動きが激しく落ち着きません(=ボラタイル)。
その原因は、中小型株は元々発行株数が少なく、日々の出来高株数も少ないので、少量の株の売り買いで価格が支配されがちなことに加えて、恐らくは変わり易い価格上下動を利用して利幅を取る取引対象になっていることもあると思います。 

そして一巡して下がるとトレーダーが他所に移って、元値に戻りにくい場合も少なくないでしょう。


筆者は、値動きが平均よりも緩やかな中小型株を選んでは来ましたが、それでも個別株の扱いには少々疲れて来ました。


そして様々な方々のブログを拝見すると、「個別株、特に日本の個別株は難しい。」と書かれておられる方を時々見掛けます。また、「私は個別株選びが下手だから、個別株は 若干の”配当株”しか持たず、残りは米国のインデックスETFで運用しています。」という記事が少なくありません。


資産運用を開始から12か月(丸1年)ちょっとやってみて、まだまだ初心者とは言え、筆者も最近は上記の意見に同感です。中小型株選びにチャレンジはしましたが、”私は個別株選びの腕が無い”と自覚するようになりました。
スキルに照らせば、結果的に無駄な努力になっている可能性があります。


ということで、悩みに悩みましたが、1,2年先の株価成長を狙う日本の中小型株から少しづつ撤退を始めました。
扱いが難しいという理由もありますが、日本の株式市場が日経平均で3万円を付けて以降の上昇のイメージが湧かないという根本的な背景もあります。
つまり、これからの日本経済の成長・底上げについて、中長期投資家としてイメージが湧かない。
また、筆者自身のポートフォリオの管理能力が年齢とともに下がって来るという懸念もあります。


キャピタルゲインを期待した中小型株については、半分前後に絞り込みます。
その解約で得た資金は、米国のインデックスETF・連続増配銘柄ETF・債券を含む投資信託などに移動します。
残り7,8年、ストレス少なくできるだけ放置でき、緩やかで良いから堅実に増える運用スタイルを目指します。



本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。