森のそよ風のブログ

ゆっくり資産運用と、日常の記録

資産運用の日常の管理


こんにちは。


今日は、資産運用の日常の管理について、自分自身の備忘録として書きたいと思います。


株式を含む運用をしていると、定期的な管理が大切になります。
株式の評価額は日々変化するので、時々見ておかないと、資産が大きく毀損することがないとは言えません。 大事な資産を減らしたら、本末転倒ですものね。


本当ならば証券会社の自分の口座を毎日覗くのが良いですが、現実にはなかなかそうも行きません。
通常は、臨時収入があったから買い増ししようかとか、月次で決算する日とか、経済ショックで大きく動いた日とか、時間があってポートフォリオ分析する日などはきちんと見ますが、できれば左団扇(ひだりうちわ)で放ったらかしにできたら一番いいというのが本音です。


しかし、やはり長い間の放ったらかしはまずそうです。



筆者は、特定の個別銘柄で保有割合のかなり高いものがあり、含み益状態にはあるのですが、急速に株価が下がった結果、(マイナスにこそ、なりませんでしたが)利益を大きく毀損しました。
早めに気づけば良かったのですが、対応が後手に回ってしまいました。 
占有率が高かっただけにインパクトは大きく、残念です。
ベテランの方々に笑われますね。



そこで、その教訓を生かし、管理方法を変えることにしました。


先ず筆者のこれまでの管理方法に盲点がありました。それは、
 ①証券口座を観る際に、評価総額(=全ての銘柄の評価額のトータル)を見て、全体がプラスで また前回のチェックよりも上がっているか、さほど下がっていない場合には安心してしまっていた。急速降下銘柄があっても、他の一時的に好調な銘柄群の陰に隠れてしまいますから。
 ②個別の銘柄のチェックに関しては、含み損の状態の課題銘柄の改善や悪化の状況はしっかり見るが、長くプラスが続いている銘柄については、あまりきちんと見ていなかった。


そうなった原因は、元々 短期で売り買いする気がない長期保有方針なので、評価益が出ている銘柄の点検が甘くなっていました。優良銘柄が丸投げ状態になっていました。
気づかないうちに特定の銘柄の含み益が激減していて、せっかく得ていた運用益を大きく減らしていても、口座全体のトータル額での変化が許容範囲なら その特定銘柄の悪化が見えていなかったのです。


これではいけませんね。運用の効果が出る時期が遠のきます。


そこで管理方法を改めることにしました。


月に1回 運用全体の決算をしているので、その際に、個々の銘柄の評価損益の変化の「実額」を確認することにします。たとえ、ずっと含み益の銘柄でも。



個々銘柄の損益について、前月数値との差の実額(¥の数字) を、変化を計算させるエクセル表で掴めるようにします。こうすれば、資産全体に及ぼす影響の大きい高保有率銘柄の数字が否が応でも目に入って来ます。 たとえば、ある銘柄の含み益が20万円から10万円に下がっていたら、下げ幅の実額が表に数字で出て来て▲10万円などと他銘柄と比べて突出していれば、非常に目立ちますから。
株数の多い(つまり資産への影響の大きい)銘柄ほど変化の差額数字の大きさが目立つので、すぐにわかるようになります。

わざわざエクセルで計算させて明示させるのは、正直言って、個々の銘柄の一週間前の損益額など、いちいち覚えていないからです。


本来は、もっと頻繁に確認する方が良いのですが、それができなかった場合でも、少なくとも月に1回は管理エクセルで実際の金額数字の変化を点検し、その結果として、即時売却や部分売却、保有継続、買い増しの判断を、その場でするように変えます。


損失の防止の観点からは、過去5年の間の底値から3割以内の圏内で買えていない個別株を処分してしまえばリスクは大きく減りますが、すぐにはそうも行かないのでメンテナンスから逃れられません。

保有額の上位10の個別銘柄の損益変化は、できるだけ週に一度くらい実額の損益額変化で確認したいと思います。


余談ですが、こういったメンテナンスはシニアで年齢が進むと次第に難しくなって来るので、遠くない将来、筆者は個別株メンテ不要な運用形態に移行したい考えです。ポートフォリオの安定化を更に進めます。



本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。