出口戦略に向けたアセットアロケーションの中期的移行
こんにちは。
筆者が行っている資産運用の『出口戦略』については、以前にも当ブログに書きましたが、今日は改めて当初の目的を振り返り、絵的に確認してみたいと考えます。
下記の図は、今後 7,8年先までの 運用資産アロケーションの配分を見直してゆくイメージです。 7,8年先を運用の ひとまずの「出口」と想定しています。
本日のブログでは、「出口」時点における具体的な「金額」の目標について詳述することは省略しますが、運用開始時点で その金額目標(最終寿命までに一体いくら必要なのか)を、仮説を置いても具体的な数字で概算して 一旦 定めておくことがスタート時点で先ず重要と考えております。(以前のブログで既に書きましたので、本日は省略です。)
それによって、晩年に目指す生活スタイルや 運用方法が適切かどうかが、大いに変わって来るためです。
アロケーション方針としては、将来的に大きな成長が見込めない国内運用を順次縮小し、今後経済成長する「海外運用」を増やして行くと同時に、扱いが容易で出口の取り崩し設定が柔軟に対応できる「投資信託」の比率を上げて行きます。投資信託においても、リターンの伸びが期待できる海外運用ファンドをメインにします。
最終的には大部分を 数銘柄の投資信託に集める考えです。
海外運用で気になる為替レートについては、今後の日本の 生産年齢人口縮小 や GDP推移予測から言っても、一時的な上下動は別として、大筋で緩慢に円安が進みこそすれ、大幅な円高になることは考えにくい状況です。
さて次は、上記のアロケーション戦略が どういった考え方で出て来たかを示すため、
・「ライフステージの変化」 ならびに、
・出口戦略<資金の現金化方法>
を 図に併記してみました。
シニア世代の資産運用では、年齢とともに運用能力や パソコン活用スキルが低下することを前提にしておくことが大事なポイントですね。
最初からそれを想定して準備しておかないと、いつの間にか放置口座になり、相続しない限り 誰も さわれず活用できなかったということが、十分に起き得るでしょう。
(別の話題ですが、「家族信託」という手がありますが、法的な要件設定が必要なため、頭がしっかりしている間に良く勉強して準備する必要があります。)
図の下辺に 「ライフステージの変化」を言葉で書きました。
また、図の右側には、7,8年後に出来上がった資産を具体的に生活にどう投入して行くのかのEXITプランを書き添えてみました。
8年後には、年齢的に、もはや機動的な運用が困難になっているのみならず、売却行為さえもできなくなっていることを想定し、実際の住居状態を含めた実生活への資金活用を、なるべく人の手にに頼らずに投入できる配置に、予め 設定しておく想定です。
いっぺんには行かないので、今から出口を描いて、少しづつでも 着実に進める必要があります。
本日も最後までお読みいただき、大変ありがとうございました。
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