森のそよ風のブログ

ゆっくり資産運用と、日常の記録

安定して来た国内株運用


こんにちは。


東京、大阪、愛知、群馬などで ワクチンの大規模接種が始まり、新型コロナの緊急事態が続く中にも、明るい兆しが少し見え始めたことは喜ばしいことです。


さて、筆者の国内での資産運用については、昨年末から今年2月下旬頃まで、評価額の動きが市場平均よりも大きく変動して落ち着かない時期がありましたが、3月の末あたりから、その値動きが穏やかになって来たように感じていました。
そこで、その傾向が本当かどうか数値的に検証してみました。



下の表は、「マイポートフォリオの評価額の騰落率」と「東証株価指数(TOPIX)の騰落率」を、いくつかの期間に区切って比較したものです。



今年の3月30日から 昨日5月24日までの間で、TOPIXの値動きチャートを大きくとらえると、下げ相場が5回、上げ相場が5回ほど 交互に現れたように思います。
それぞれ、1日から、長いときには(土日含んで)10日ほど上昇または下落が続きました。
下げ相場が 上記の表の➊~❺、上げ相場が 同じく ①~⑤です。


この期間の通算としては、TOPIX指数で4%ほど下がりました。


さて、それぞれの一連の下落の小期間 と 上昇の小期間について、TOPIXの騰落率と、My Portfolioの騰落率を計算して 表の中に書き込んでみました。


下げ相場では、➊を除いて、❷~❺では My Portfolioの評価額の下げは、TOPIXよりもかなり小幅に収まっています。  ➊から❺の下げ全体では、TOPIXの下げ幅の40数%しか下げずに済んでいます。
(短い期間のデータではありますが、下げ局面のベータ値は、0.46と言えます。)


逆に上げ相場(①~⑤)では、TPOIXの上げ率までは上がっていませんが、それでもTOPIXの上げ幅の6割は確保していることがわかりました。
(同じく上げ局面のベータ値は、0.61ということになります。)



債券ETFなどを多く保有すれば、市場の騰落よりも小幅な値動きに抑えることは可能ですが、筆者の債券保有率はそれほど高くありません。



今日の時点では、筆者は次の点に注目しました。
TOPIXに対して、上げ相場では61%の連動性を確保し、下げ相場では連動性を46%くらいに抑えることができていて、つまり上昇と下落で、61%‐46%=+15% のスプレッドがあることを筆者は前向きに評価したいと考えています。


今回取り出した期間の結果が、たまたまそうなった(うまく行った)だけかも知れません。
しかしながら、もしも、上記のスプレッド性がポートフォリオの特徴となっているならば、地合いが 大きな流れとして好転した際には、ポートフォリオの評価額は 時々現れる調整にめげることなく順調に上がってくれると期待できます。


年明けから実行した施策としては、2月の後半あたりから3月の中旬にかけ、値動きの荒かった中小型株の数種を全解約ないしは縮小し、一方で地味な事業ながら じわじわ上げる銘柄を少しづつ買い増したことです。この施策の成果が出ているとすれば、非常に喜ばしいことです。
下値は固くなって来たように思います。あとは上げ局面で上値を着実に更新できるようになっていれば、目指していた姿への完成は近いです。


国内運用については 最近まで少し手こずったので、今後の値動き(市場平均連動係数)が安心できる状態かどうか、引き続き観測・注目して行きたいと考えます。


資産運用全体の方針としては、キャピタルが下がるリスクを減らし、あまり手をかけなくてもゆったりと、かつ着実に上昇するように持って行きたい。

そして結果として「キャピタルの憂い無く配当を純粋に享受でき」、また「EXITの時に資産が一定割合で増えている」という姿にブラッシュアップして行きたいと考えています。



本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。