2022年4月末までの資産運用状況
こんにちは。
2022年4月末の資産運用実績を、同 3月末対比で 整理して掲載します。
実際の金額については、筆者の勝手な都合により従来より省略させていただいております。どうぞご了承ください。
さて、この1か月の市場指数の変化は、3月末と比較すると下記の通りでした。
<市場指数>
日経225平均 : ▼3.5%
TOPIX : ▼2.4%
スタンダードTOP20 :▼6.2%
東証リート指数 : ▼1.4%
NYダウ平均 :▼6.6%
NASDAQ総合 :▼14.6%
S&P500指数 :▼10.2%
<為替レート> 円 対 1ドル
3/31:121.71円 ⇨ 4/29:129.85円 (約8.1円、6.7%の円安)
【コメント】
・米国はインフレの高進と、それによる利上げ警戒が収まらず、引き続き大きく下落しました。ハイテク成長株が一段と売られました。
・東京市場も米国ほどではないものの、昨年秋から続く下落基調が進みました。
・円/ドル レートは、円安が急速に進みました。
1. 運用全体のサマリー
★算入した収益は、以下の通りです。
・含み益
・株式/ETFの配当金は含まず、投資信託の分配金を含みます
・解約済銘柄の確定損益を含みます。
2020年春の投資開始以来の累計成績は、下記の通りです。
〇 (対投資高比)累計収益率:27.5% (前月末:27.5%) 前月比 +0.0%
〇 「収益金額の絶対値」の 前月末からの増減率: ▲5.6%
【コメント】
現役証券の運用高比収益率の前月比増減は、ちょうど ±0%となりました。
オモテ向きの悪化を免れたのは、円安に助けられた要因が大きいです。
一方で収益の絶対額は、-5.6%減りました。
現役運用の収益率が横這いにもかかわらず絶対収益額が減った理由は、後の総括で触れますが、3月末から4月初旬にかけて、その後の下落見通しが確実な銘柄を一部売ってヘッジ(将来損失を緩和)するとともに現役運用の投資金額(分母)をやや縮小し、待機資金に移したことがあります。
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以下に、個別のカテゴリーについて変化を報告します。
個別の一つひとつのカテゴリー(2項~6項)については解約済銘柄の損益を含めておらず、
「最新の現役ポートフォリオ構成」での値とご了解ください。
解約済株の損益については、7項「解約勘定」 にて集計しております。
2.国内株式 20銘柄
★株式/ETFの配当は含みません
・ポートフォリオ占有率 約 37%
・投資高比収益率 :24.0% (前月:23.8%) 前月比 +0.2%
・「収益金額の絶対値」の 前月末からの増減率: ▲1.4%
【コメント】
・国内市場の指数は約3%下落しましたが、ポートフォリオが受けた影響は限定的で、ほぼ前月比で横這いとなりました。
収益金額絶対値の微小な減少は、一部銘柄の利益確定によるものです。
3.REIT 3銘柄
★配当 (分配金) は含まず
・ポートフォリオ占有率: 2%
・投資高比収益率 :18.0% (前月:18.3%) 前月比 ▲0.3%
・ 「収益金額の絶対値」の 前月末からの増減率: ▲1.8%
【コメント】 微小な値動きでした。
4.米国株式 27銘柄
★配当は含まず
・ポートフォリオ占有率: 27%
・投資高比収益率 :22.3% (前月:25.8%) 前月比 ▲3.5%
・「収益絶対値」の前月末からの増減率 ▲23.7%
【コメント】
・米国株全般が大きく下げ、ポートフォリオ収益も大きく減少しました。
・月初に高PER銘柄を一部売却してリスクを下げたため、損害を一定程度リミットする効果を発揮しましたが、いかんせん、主要3指数が全て下落したため、7%近い円安にもかかわらず、含み益の縮小を免れることはできませんでした。
5.投資信託 17銘柄
★分配金を含みます
・ポートフォリオ占有率:24%
・投資高比収益金額比率:15.3%(前月:18.4%) 前月比 ▲3.1%
・「収益絶対値」の前月末からの増減率 ▲25.3%
注★ 収益金額=含み益+累計分配金
★過去に解約/損益確定した投信の損益は、第7項に移管しております。
【コメント】
・筆者保有の投資信託は、その殆どが米国株に投資するファンドのため、
米国株式/ETFと同様の影響がありました。
6.コモディティー
★ゴールドや食品などのコモディティーに投資する投信やETFをカテゴリーとして新設しました。
★配当は含まず
・ポートフォリオ占有率:1.8%
・投資高比収益金額比率:5.9% (前月:集計データなし)
7. 解約済勘定
★ 配当ならびに分配金は含まず
運用開始から通算した解約済銘柄の累計損益率(投資高比の確定損益額の比率)は、
5.3%となりました。 前月末は4.2%でした。
4月は下落損失回避を兼ねた利益確定売却がやや多かったため、解約済通算の収益率は上昇しました。
【補足】
解約済銘柄の確定損益は、1項サマリーの全体損益の計算の中に含めております。
4月は解約で生じた実現利益が例月よりも多く、その実現益は1項のサマリーに算入されております。
8.口座内待機資金
4/末における待機資金は、「現役運用評価額+証券口座内待機資金」全体の 8.2%の水準です。
〘 総括コメント 〙
4月は米国市場が大きく下げ、その影響もあって国内市場も軟調でした。
傾向的には上下動の激しい非常にボラタイル (volatile) な状況で、ハイテクやグロース銘柄のみならず、ダウ30種平均が主力としている伝統的なディフエンシブ銘柄の多くも売られる展開となりました。
米国のインフレは収まっておらず、今後の利上げ幅にも不透明感が漂います。
また、ウクライナ戦争も更なる長期化の懸念が強く、中国のコロナ感染拡大による経済活動の停滞で世界への影響も大きく懸念されています。
この先、グロース株・バリュー株を問わず一段の下落の可能性もあり、最大限の注意が必要です。
筆者は、この4月、米国については月初から大きな下落を想定していたので、高PER銘柄やインデックス連動の主力銘柄も含めて20%程度を売却し、損失ヘッジを行いました。同様に、一部の投信についても同程度を売却しました。
本来、長期投資家は主力の銘柄を入れたり出したりすることは望ましくありませんが、インフレの高進による 大型調整の危険性が見えていたので、3月末から4月初旬の一時反発の際に、一定の現金化を進めました。
その待機資金で、4/27と4/29の両日、若干の買戻しに充てました。
この買戻しが奏功するかどうかは、全くわかりません。
今年いっぱいは、本格的な上昇復帰を見込むことは難しいと考えています。
しばらくは定額積立てと 若干の底値買い以外はあまり動かず、様子見で行きたいと考えます。
本日も最後までお読みいただきまして、大変ありがとうございました。
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