底堅い、商社、金融保険、日本の通信サービス
こんにちは。
年が明けてから、日本も米国も マーケットが大荒れの状況です。
その原因は、米国FRB (中央銀行に相当) が12月に金融引き締めの明確な方針を打ち出したことと、新型コロナの第6波の襲来です。
日本市場は2021年末を無事に締めくくり、大発会も穏やかにスタートしましたが、1月5日のピークを境に、一転 荒れ模様に転じました。
こういった環境下で筆者の運用評価額も影響を受けて手痛いですが、大手の 商社、金融・保険、(日本の)通信サービスの各銘柄は底堅い値動きを見せていて、日本ポートフォリオの下落幅はマーケット平均の半分弱で済んでいる状況です。
国内の主要指数と これら銘柄の推移を整理してみました。
下の【騰落表】の A, B, C の意味は、次の通りです。
A: 1月5日を基準とした1月21日の終値の騰落率
B: 筆者保有の各銘柄の通算損益率(注:配当は含めていません)
C: 筆者の平均保有月数 (平均購入単価から割り出した加重平均保有月数)
【騰落表 等】
A
日経平均 ▼6.2%
TOPIX ▼5.5%
★市場全体としては、短期間で5~7%下がっています。
<保有する銘柄の状況>
A B C
三菱商事 +1.0% +42% 12か月
伊藤忠商事 +2.4% +35% 17か月
オリックス +0.9% +82% 20か月
三井住友FG +0.5% +15% 11か月
三菱UFJ FG +8.3% +0% 0.1か月
東京海上 ▼1.1% +20% 14か月
SOMPO HD +2.5% +8% 5か月
NTT ▼0.1% +24% 17か月
KDDI +1.5% +24% 22か月
これら銘柄はほとんど下げていないですし、むしろ微上昇しており、この荒れ相場で運用資金の「シェルター」の様相を呈しています。 世界的な金利上昇への期待もあるかも知れません。
国内全体としては、いま暫くは 軟調が続くと予想します。
たとえバリュー株が一定度合 上がっても、資金の一時退避先という面があることと、バリュー株はバリュエーションのPERの上限が必ずしも高くないので、銘柄によっても異なりますが 概ね一巡して来た可能性もあり、この先は非常に不透明です。国内市場は全体としては、米国が底を打たない限り、今後の地合いはすっきり上向きにはならないと推測しています。
筆者は国内の運用方針として、株価上昇によるキャピタルゲインを基本的に期待していません。
配当が良くて、かつ、株価が底堅い銘柄だけに絞ることを昨夏頃に決め、現在は概ねそのようなポートフォリオになっています。
ポイントは、地合いが下げ局面でも株価が下落しにくい実績を長期間で示しており(コロナのような大規模経済ショックは別です)、逆に直近十年で 緩やかながらも堅実に上がっている銘柄を中心に選ぶことでしょう。アップダウンが少なく、大多数の投資家の継続保持力が強い銘柄でなくてはならないということです。経営への信用が高い企業ということになります。
私は日本市場のインデックスには期待していませんが、かと言って成長銘柄の目利きのスキルもない素人ですから、国内は いわゆる『資産株』(その産業分野で1位か2位の 大手で、経営力堅実 かつ財務体質の良い企業)のみを長期保有する、という安全運転で行きます。
ではまた。
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