2021年12月末の資産運用状況
こんにちは。
年明けより諸事・雑事に時間を使っていて、資産運用の月次レビューが放ったらかしになっていました。
放置できる安定感のあるポートフォリオの構築に努めて来たので、結果的に「放ったらかし運用」の予行演習になったかも知れません。
とは言え、遅くなりましたが、2021年12月末実績を11月末対比で 整理しておきます。
実際の金額については、筆者の勝手な都合により従来より省略させていただいております。どうぞご了承ください。
さて、この1か月の市場指数は、11月30日と比較すると下記の通りです。
<市場指数>
日経225平均 : +3.5%
TOPIX : +3.3%
JASDAQ INDEX :▼1.6% (新興株が軟調)
東証リート指数 : +3.2%
NYダウ平均 :+6.8%
NASDAQ総合 :+2.6%
S&P500指数 :+5.6%
<為替レート> 円 対 1ドル
11/30:113.13円 ⇨ 12/31:115.03円 (約1.9円、1.7%の円安)
【コメント】
・東京市場は年末上がりましたが、3万円には大幅に届きませんでした。
・「東証REIT指数」に 底打ち感が出て来ました。
・ 米国は例年通り、クリスマス/年末ラリーで 上がりました。
1. 運用全体のサマリー
★算入した収益は、以下の通りです。
・含み益
・株式/ETFの配当は含まず、投資信託の分配金を含みます
・解約済銘柄の確定損益を含みます。
2020年春の投資開始以来の累計成績は、下記の通りです。
〇 (対投資高比)累計収益率:27.6% (前月末:22.8%) 前月比 +4.8%
〇 「収益金額の絶対値」の 前月末からの増減率: +26.4%
【コメント】
日米ともに市場インデックスを しっかりフォローして、まずまず順調でした。
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以下に、個別のカテゴリーについて変化を報告します。
個別の一つひとつのカテゴリー(2項~6項)については解約済銘柄の損益を含めておらず、
「最新の現役ポートフォリオ構成」での値とご了解ください。
解約済株の損益については、7項「解約勘定」 にて集計しております。
2.国内株式 20銘柄
★株式/ETFの配当は含みません
・ポートフォリオ占有率 約 35%
・投資高比収益率 :18.7% (前月:12.1%) 前月比 +6.6%
・収益金額「絶対値」の前月末からの増減率:+57.7%
【コメント】
・収益率は、市場指数の上昇率を若干上回って上昇しました。
・含み益の金額は、前月より非常に大きく増えました。
変動の大きい中小銘柄を処分し 業績も堅調な大型株中心に整理した結果、ポートフォリオ
の構成が 市場の足元のトレンドに、たまたま合って来たためと考えています。
将来についての保証はありませんが、再構築後としてはまずまずの滑り出しです。
・日本株は かなり売って資金を投資信託に移しましたが、投信も最終運用先は その殆どが
米国 (USドル) です。元々日本株を運用全体の約1/3まで下げようと考えていましたが、
今般 日本株比率が35%まで下がって節目に来たため、その整理は一段落とします。
3.REIT 7銘柄
★配当 (分配金) は含まず
・ポートフォリオ占有率: 4.1%
・投資高比収益率 :13.1% (前月:10.2%) 前月比 +2.9%
・収益金額「絶対値」の前月末からの増減率:+38.5%
【コメント】
・東証リート指数に底打ち感が出て来ました。
・オフィス含む総合系の一部を利確売却し、住宅系と 最寄スーパー系を買いました。
4.米国株式 27銘柄
★配当は含まず
・ポートフォリオ占有率: 27%
・投資高比収益率 :36.1% (前月:31.7%) 前月比 +4.4%
・収益金額「絶対値」の前月末からの増減率:+15.1%
【コメント】
・市場インデックス並みの変化となりました。
5.外国債券 5銘柄
★配当は含まず
・ポートフォリオ占有率 3.9%
・累計評価収益率 :7.7 % (前月:6.5%) 前月比 +1.2%
・収益金額「絶対値」の前月末からの増減率:+6.8%
【コメント】
・米国は利上げに向かって進んでいますので、既発債で構成される債券ETFの持ち高を
減らしました。
10年国債の金利が概ねピークに達したと判断した段階で、改めて購入します。
6.投資信託 17銘柄
★分配金を含みます
・ポートフォリオ占有率:29.5%
・投資高比収益率:19.1%(前月:18.1%) 前月比 +1.0%
・収益金額「絶対値」の前月末からの増減率:+19.7%
注★ 収益金額=含み益+累計分配金
★過去に解約/損益確定した投信の損益は、第7項に移管しております。
【コメント】
・ポートフォリオ占有率が運用全体のほぼ3割まで上がり、米国株/ETFを上回りました。
・11月と12月に、月例積立以外に一定の追加投資をしたため、見かけ上の収益率は
小さな改善となっています。
・一方で、収益金額の絶対値は 前月比で約2割増えているので、順調と見ています。
7. 解約済勘定
★ 過去の配当は含まず。
運用開始から通算した解約済銘柄の累計損益率(投資高比の確定損益額の比率)は、
+4.5% となりました。 (前月末:4.0%)
(収益率がプラスなので 利確が損切りを上回っている状況です。)
【コメント】
キャッシュポジションを増やすために 含み益のある銘柄の解約をしたため、解約勘定の損益率は前月比でプラスとなりました。
【補足】
解約済銘柄の確定損益は、1項サマリーの全体損益の計算の中に含めております。
8.総括コメント
12月は、日米ともに市場インデックスを しっかりカバーする成果となりました。
年明けは、1月5日をピークに日本株が多少不安定化していますが、筆者のポートフォリオがトレンドにたまたま合っているせいか、あまり振られずに済んでいるのが有難いです。
一方米国では、年明けから成長株を中心に大きな調整が続いています。
ただ、1月10日以降については NASDAQ系を中心に割安感が出て来たとの声も聞かれます。
しかしながら利上げはまだ始まってもいませんので全く予断は許しませんが、2022年の
推定4回の利上げとFRBの資産縮小方針が 事前に早めに織り込まれて、徐々に落ち着いてくる
ことを期待します。
いずれにせよ 特定のトレンドの風向きだけに頼ることなく、可能な限り全天候で平準化されるポートフォリオ構成を磨き、結果として 以前より目指す形である『一定のリターンを確保しながらソルティーノレシオが高い(=下げ局面での安定感が高い)構成』に調整を進めて来ております。
今後も その基本的な大方針からブレることなく、しっかり継続する考えです。
また、手がかからずに「真のトリプル複利」を目先だけでなく長期的に得られる形とし、
少しずつ放置モードに入れるようにする方針です。それには、株価も上昇する高信頼ETFの組合せの配分比率が キーポイント になります。
その先は、運用配分を更に「投資信託」に寄せ、基準価額の上昇分の一部少額を配当的に柔軟に受け取る選択が、必要に応じて可能な構成にします。
投信は、株式のように 解約が「100株単位とか米国株は1株単位」といった制約がないので、”解約すると運用元本が減ってしまう” というマイナス感覚を回避しながら必要なパーセンテージだけ引き出すという、非常に柔軟な活用が可能なためです。
本日も最後までお読みいただきまして、大変ありがとうございました。
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